本日は日銀イベント。イベント前に仕掛けてつまらない負け方をしないように~2016年10月31日の為替相場解説~
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ドル/円の解説
ドル/円の環境認識
長期トレンド(ピンク色の波)は上向きの状態を維持しています。チャートに引いた黄色の線は、長期トレンドの方波に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものです。
先週末金曜日、クリントン候補のメール問題の報道によって急落する局面がありましたが、俯瞰すれば、長期トレンドの方波の概ね50%戻しの水準で反発した形になっています。
チャート画像の数字は、中期トレンド(オレンジ色の波)に対して、エリオット波動理論のカウントを振ったものになります。
10月19日から10月28日までの上昇を分解すると調整波→X波→調整波と言う形で上げてきたという事が分かります。
ドル/円の値動きの考察
昨日は、『104.376』~『105.392』の方波の中での値動きとなりました。昨日については、白い楕円で囲った波がどういう性質のものであるのかを判断しかねた為、様子見をしています。
今週は重要イベントの多い日ですが、本日は以下のイベントが予定されています。
・正午過ぎ:日銀政策金利&声明発表
・正午過ぎ:日銀経済・物価情勢の展望(基本的見解)公表
・12時30分:豪)RBA政策金利&声明発表
・15時30分:日銀黒田日銀総裁の記者会見
イベントでやられる事が無いように注意が必要です。
ユーロ/円の解説
ユーロ/円の環境認識
チャート画像に振った数字は、中期トレンド(オレンジ色の波)に対してエリオット波動理論のカウントになります。
昨日は、5波目が終わりつつあるような状態で寄り付き、再上昇したもののチャート画像白い楕円の部分において、ダブルトップを形成しつつあります。
ユーロ/円の値動きの考察
昨日のユーロ円相場は、本日以降にイベントを控えてレンジでの値動きとなったという事かと思います。
白い網掛けのレンジの中での値動きであったと言えますが、どちらへ抜けて行くにしろ、イベント前に入ってつまらない負け方をしないように注意が必要です。
ユーロ/ドルの解説
ユーロ/ドルの環境認識
波の形としては微妙な感じの波ですが、上の方へ向かっている状態となっています。
イベント前と言うのはこういうものかなと言う感じもしますが、イベント通過でどうなって行くかを見て行くという事で良いかなと思います。
ユーロ/ドルの値動きの考察
チャートに引いた黄色のラインは、直近の上昇に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
直近の上昇の50%戻しのラインから反発しています。
どの通貨ペアも本日からのイベントを控えて仕掛けにくいような状態にありますが、今週はやらないという事であれば、それでもいいのかなと言うようにも思えます。
イベント前に仕掛けてしまって、つまらない負け方をしないようにしましょう。