FXで何やっても勝てなくて、やったコト

ドル円は110円乗せに至らず

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ドル/円の解説

ドル円1時間足20161117-01

ドル/円の環境認識

昨日のドル円は、一時109.745を付ける場面がありましたが、110円に乗せる事は出来ずに反落しています。

中期トレンド(オレンジ色の波)は、上昇トレンドの形状を維持しています。

この所、波のカウントがコロコロ変わってしまっているわけですが、アメリカ大統領選後の上昇は8波1サイクルの波動ではないという事は言えます。今日はもう一つの仮説を元にカウントを振ってみました。

X波を挟んで調整波が2回出たという流れですが、エリオット波動理論では同じ波動は4回は繰り返さないというルールがあるので、逆に言うと、もう1回調整波による上昇の波動が来てもおかしくはないという事になります。

エリオット波動理論の波動理論のカウントがどうであるにしろ、各トレンドの方向性を見ながら折り返しを捉えて行くという事に変わりはないので、波のカウントを誤っても、方向性を誤る事の無いように注意して行く事が大切です。

ドル/円の値動きの考察

ドル円1時間足20161117-02

昨日は、欧州時間の後半から下げて行く形となりました。個人的には、エントリーするようなポイントは無かったと考えていますが、興味深い値動きをしています。

白い楕円で囲った部分の値動きを分解すると青いラインのように5波に分解する事も出来ますが、1波と4波がオーバーラップしているので、エリオット波動理論のルールには当てはまっていないという事も出来ます。

よって、3波~5波部分を繋げて、紫色のように波を描いた方がエリオット波動理論のルールに沿う引き方と言えます。

トレードと言うのは、仮説に賭けて行くものですが、エリオット波動理論を意識すると仮説を組み立てる上でのロジックの形成に役立ちます。拘り過ぎてもいけませんが、波を描いてトレードをするタイプのトレーダーさんは頭に入れておくと役に立つ局面は多いと思います。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20161117-01

ユーロ/円の環境認識

昨日のユーロ円は、一時『117.473』まで上昇したものの欧州時間後半から反落する形となりました。

100pips程の下落となりましたが、この記事を書いている今現在の段階では、116.384のラインがサポートとなったかのような形状となっています。

ロングのポジションを持っていた場合、利食いを誤るとかなりの含み益を吐き出してしまった可能性も有ります。昨日の記事で、ユーロ円は5波目進行中と言うような事を書いたのですが、5波目はどこで利食うのかを考える波ですので、それを模索する1日と言う事が言えたかと思います。

ユーロ/円の値動きの考察

ユーロ円1時間足20161117-02

上の画像は昨日の値動きを拡大したものですが、短期トレンド(青いラインの波)は『S1』~『S5』に分解できます。

冒頭で解説したように『S1』~『S5』で形成される中期トレンドの方波(オレンジの波)は中期トレンドの5波目となっています。短期トレンドの『S5』の波は、分解しようと思えば、紫色のラインで引いた波のように分解することも出来そうです。

青の波と紫の波のどちらが正しい波の描き方なのか?と言う事はさしたる問題ではありませんが、中期トレンドの波形が折り返さなくとも、中期トレンドの5波目の中で利食おうと考えていた場合には、必要最低限『S5』の安値に引いた赤い水平線を割ったタイミングで利食いを入れる必要性があったという事は言えます。

また、エリオット波動理論を意識せずに短期トレンドの波形で利食うのであれば、高値切り上げ・安値切り上げの流れが崩れた緑色の水平線を割り込んだ時点での利食いも考えられました。

どの波を見てトレードをしているのかと言う事にもよりますし、利食いに正解はないとも言えますが、波の性質よりも波のベクトルで利食いを考えて行く方が、精神的な意味で割り切れるという事は言えるのではないかと思います。

ユーロ/ドルの解説

ユーロドル1時間足20161117-01

ユーロ/ドルの環境認識

中期トレンド(オレンジ色の波)は、下落トレンド継続中の状態にあります。

ユーロドルは年初来安値を更新している状態にありますが、昨年の12月に付けた安値の『1.04998』が当面の目標と言う事になって来るのではないかと思います。

ユーロ/ドルの値動きの考察

ユーロドル1時間足20161117-02

緑色の水平線がレジスタンスとして機能している形になっています。私はもう少し根元の方で入りたかったので、エントリーしませんでしたが、直近安値ブレイクの後のプルバックで入るには入り易い形状と言えるかと思います。