FXで何やっても勝てなくて、やったコト

大切な事は大小の波の方向性と支持帯・抵抗帯の所在が分かっているという事

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先週末1月13日金曜日は、米小売売上高が堅調だった事を受けてドルが買い戻され、対円で一時115円台を回復する場面もありましたが、引けにかけて下落、114円台半ばで引けています。

それ以外では、特段大きな材料等も出ませんでした。

ドル/円

ドル円1時間足20170116

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:114.675

高値:115.438

安値:114.154

終値:114.443

-23.2pips(高値から安値:128.4pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

114.458~115.113

短期上昇トレンド(青い波)のラスト押し安値と短期上昇トレンドを確定する事になった高値で形成される支持帯。短期上昇トレンドの終了にはこの支持帯を破る事が必要。

114.988~115.418

短期トレンド(青い波)のラスト戻り高値と下落トレンドを確定する事になった安値で形成される抵抗帯。

115.338~116.569

中期下落トレンド(オレンジ色の波)のラスト戻り高値と下落トレンドを確定する事になった安値で形成される抵抗帯。中期下落トレンドの流れを断ち切る為にはこの抵抗帯を破る事が必要。

1月13日のドル円は上昇する場面もありましたが、短期トレンドの抵抗帯『114.988~115.418』と中期トレンドの抵抗帯『115.338~116.569』が重なるゾーン(チャート画像白い楕円の部分)を破る事が出来ずに反落しています。

上記に挙げた抵抗帯と支持帯の存在と性質(短期の波の支持帯・抵抗帯か?中期の波の支持帯・抵抗帯か?)を理解出来ているという前提で、チャート画像白い楕円の付近での逆張りのショートと言う選択肢もあったかと思います。

1月13日の引けの状況では、『114.458~115.113』の支持帯の下辺あたりで引けており、完全に支持帯を破ったとは言い難い状況にあり、本日以降、明確に破ってくるような事があれば、短期の波の反転が確認できてからショートして行くという選択肢もありますので、週マタギのポジションになってしまう事を考慮すれば、チャート画像の白い楕円の付近でのショートを見送るという選択をしても、それもまた悪い選択ではありません。

土日に何らかの大きなイベントがある場合に週マタギのポジションを持つ事は論外ですが、大きなイベント等が無い場合には週マタギのポジションを持つ事は必ずしもNGと言うわけではありません。

ただ、2日間の空白の間に何らかの出来事が起こらないとも限りませんので、週マタギのポジションを持つ場合には、その点に対する割り切りが必要となります。

週マタギのポジションを持つかどうかの是非とは別として、大切な事は、大小の波の方向性と支持帯・抵抗帯の所在が分かっているという事ですので、それをわかった上で『逆張りをするならどこか?』・『短期トレンドの方向性が出てから入るならどこか?』という想定を持ちながらトレードをして行く事が非常に重要となります。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足20170116

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:121.683

高値:122.408

安値:121.586

終値:121.778

+9.5pips(高値から安値:82.2pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

121.311

1月12日安値。俯瞰すれば、今の値動きは121.311~123.688の方波の中での値動きとも言える。

121.421~121.820

短期上昇トレンドのラス押し安値~短期上昇トレンドを確定させる事となった高値で形成される支持帯

121.811~122.144

短期下落トレンドのラス戻り高値~短期下落トレンドを確定させる事となった安値で形成される抵抗帯

122.276

中期トレンドの直近高値。戻り高値となるかどうか?

123.688

1月9日高値。俯瞰すれば、今の値動きは121.311~123.688の方波の中での値動きとも言える。

1月13日のユーロ円は、短期下落トレンドの抵抗帯『121.811~122.144』と短期トレンドの支持帯『121.421~121.820』が近接しているレベルでの値動きとなりました。

チャート画像『A』の楕円で囲んだ部分で『121.811~122.144』の抵抗帯を上方にブレイクしたものの引けにかけて反落、『121.421~121.820』の支持帯の上辺付近まで押し戻されて引けましたが、この記事を書いている今現在の段階では窓を開けて寄り付き、『121.421~121.820』の支持帯及び『121.311』のサポートラインを一時下抜けています。

本日寄り付きの窓開けの値動きによって、『121.811~122.144』の抵抗帯及び『121.421~121.820』の支持帯は行きも帰りも素通り的な値動きになっていますので、抵抗帯・支持帯としての力は失われている可能性も有り、本日以降の値動きを見て行く中で過信は禁物です。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足20170116

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.06118

高値:1.06730

安値:1.05954

終値:1.06400

+28.2pips(高値から安値:77.6pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.04736

1月11日からの上昇の起点となったプライス。

1.05725~1.06028

短期上昇トレンド(青い波)のラスト押し安値から上昇トレンドを確定させる事となった高値で形成される支持帯。

1.06741

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値。中期トレンドが上昇トレンドとなって行く為には、このラインの上抜けが必要。

1月13日のユーロ円は、『1.05725~1.06028』の支持帯に2度跳ね返される展開となりましたが、『1.06741』の上抜けには至らず、この記事を書いている1月16日の寄り付き時点では、『1.05725~1.06028』の支持帯抜けに3度目のチャレンジをしている状況となっています。

パッと見、トリプルボトムのような形状になりつつありますが、『1.05725~1.06028』の支持帯と『1.06741』のレジスタンスラインのレンジ相場なので、方向感が出るまではムリに参加しなくても良いように思います。

本日について

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

08:50 【日本】 12月国内企業物価指数(前年同月比)

08:50 【日本】 11月機械受注(前月比)

08:50 【日本】 12月国内企業物価指数(前月比)

13:30 【日本】 11月第三次産業活動指数(前月比)

19:00 【ユーロ】 11月貿易収支

本日は、注目度の大きい指標の発表はありません。また、アメリカは祝日で休場となります。