材料少ない中、FRBのタカ派スタンス維持を見極め
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5月12日の為替相場は、ドルが円とユーロに対して下落する展開となりました。
全体として、これと言った材料もない中、米経済指標が軟調となったことで連邦準備理事会(FRB)が年内タカ派的なスタンスを維持するか疑問が出てきたことが背景となっています。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:113.853
高値:113.945
安値:113.193
終値:113.328
-52.5pips(高値から安値:75.2pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
111.242~111.567
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
111.569~111.833
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
111.960~112.229
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
112.105
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの旧レジスタンスライン。サポレジ転換の可能性アリ。
112.207~112.968
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
112.348~112.595
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.471~112.741
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
112.508~112.939
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
113.001~113.449
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.593~113.844
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
113.674~114.606
チャート画像緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.719~114.058
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
114.335
チャート画像ピンクの点線
中期上昇トレンドの高値
5月12日のドル円相場は、NY時間に反落する展開となりました。
大きく反落したのはNY時間に入ってからでしたが、その前の段階でその兆候は出ていました。
『113.719』のライン(L1のライン)は短期上昇トレンド(ブルーのラインで描いた波)ラス押し安値でもあり、ダブルボトムの足のラインでもあるというラインでしたが、白い楕円の部分において、このラインを下抜けてしまっています。
その後、少し戻したものの戻り売りが入って反落したという展開となりましたが、下の方から買っていた人も、木曜日に『L1』のラインでのサポートされたと見て買ったような人も白い楕円の部分で『L1』のラインを破ってしまった時点で、短期上昇トレンドに変化が生じていますので、利食いあるいは逃げておく必要性があります。
上記の根拠をそのまま売る根拠と考えるという事も出来るので、ここを売っていくという考えもあるわけですが、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は上昇トレンドの形状にある為、無理にショートのエントリーをしなくても良い局面と言えようかと思います。
そういった事が分かった上でショートをする場合には、欲張らずにソコソコの所で利食っておく方が良いように思われます。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:123.656
高値:123.945
安値:123.299
終値:123.886
+23.0pips(高値から安値:64.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
119.016~120.751
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
120.689~121.919
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
121.063~121.474
チャート画像緑の点線のボックス
4月26日~4月27日にかけて形成されていたレンジ。
121.346~121.940
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.234~122.499
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
122.250~122.565
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.865
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの旧レジスタンスライン。サポレジ転換の可能性アリ。
122.978~123.602
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
124.457
チャート画像ピンクの点線
中期上昇トレンドの高値ライン。
5月12日のユーロ円相場は、寄り付き~欧州時間にかけて下落、欧州~引けにかけては反発と言ったような値動きでしたが、値幅自体はあまりなく、全体としては方向感の無い値動きとなりました。
短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)の波形がグダグダな感じになってきており、方向感の無い状況になってきている事から、触らずに様子見と言う事で良かった1日だったかと思います。
重複になりますが、波形がグダグダで方向感の無い状況になってきていますので、中途半端な所で入ってしまってつまらない負け方をしないように注意が必要です。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.08599
高値:1.09336
安値:1.08550
終値:1.09315
+71.6pips(高値から安値:78.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.08373~1.09190
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08513~1.08941
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08541
チャート画像青の点線
短期トレンドの高値。
1.09563~1.09840
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.09641~1.09935
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.10192
チャート画像ピンクの点線
中期上昇トレンドの高値ライン。
5月12日のユーロドル相場は、欧州時間以降に反発、1.09代を回復して引けています。
俯瞰すれば、『1.08373』のラインから反発して行った形になっています。『1.08373』のラインは何のラインなのか?というと、中期上昇トレンドのラス押し安値で、そういう意味で買いが入り易いラインであったという事は出来ます。
ラス押し安値・ラス戻り高値での逆張りは、逆張り派のトレーダーさんが割とよく狙ってくるポイントとなりますが、今回の場合は、ここで買えれば奏功したという事になります。
ここを買えなかったとしても、波形の形状を見ながら買うチャンスを窺って行っても遅くありませんし、波形の折り返しを待ってから仕掛ける方が勝ち易いという事は言えますので、焦らずに折り返しを待ってから仕掛けて行くという事でも問題ありません。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
07:45 【ニュージーランド】 1-3月期四半期小売売上高指数(前期比)
08:50 【日本】 4月国内企業物価指数(前年同月比)
08:50 【日本】 4月国内企業物価指数(前月比)
10:30 【ニュージーランド】 3月住宅ローン件数(前月比)
11:00 【中国】 4月小売売上高(前年同月比)
11:00 【中国】 4月鉱工業生産(前年同月比)
16:15 【スイス】 4月生産者輸入価格(前月比)
21:30 【米国】 5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:00 【米国】 5月NAHB住宅市場指数
29:00 【米国】 3月対米証券投資(短期債除く)