米雇用統計は軟調。6月利上げどうなる?
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6月2日の為替相場は、米雇用統計の結果を受け、ドル安となりました。
非農業部門雇用者数は、138,000人増と言う結果で、市場予想の185,000人増を下回りました。失業率は4.3%となっています。
市場では、6月利上げを断念するほどの内容ではないとする見方もありますが、これを受けてイエレン議長がどういった判断を降すのかに注目が集まります。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:111.340
高値:111.702
安値:110.324
終値:110.431
-90.9pips(高値から安値:137.8pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
109.623~110.581
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
110.318
青の点線のライン
中期トレンドの安値
110.528~110.708
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.235~111.408
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.640
ピンクの点線
中期トレンドの高値
111.960~112.229
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.034
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月2日のドル円相場は、米雇用統計の結果を受けて下落、110円台前半で引けています。
イベントを受けての値動きですので、特にいう事はない感じですが、5月31日からの上昇分以上に下落した格好となり、直近の安値ラインを下抜いています。
毎月、この時期になると同じ事を書いていますが、雇用統計などの大きなイベントの時は、発表前からどちらかに賭けておくのはギャンブル以外の何物でもないので、発表前にはポジションを落として無駄なリスクを取らないように気を付けましょう。
イベント時にトレードをするかどうかは、個々の考え方次第ですが、ひとつ言える事は、イベント時にトレードをして勝つ為にはイベント時のトレードの為の訓練や経験というモノが必要で、通常時の分析やトレードとはまた違った技術を習得している必要がありますので、考え無しにイベント時に参戦してしまうと値動きが大きい上に速いので、想定外の損失を被る可能性もありますので、自身のある方以外はトレードを控えた方が無難かと思います。
イベントが通過した後で、波を捉えてポジションを取って行っても遅いという事はありませんので、無駄な損失を被らないようにする事を優先しましょう。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:124.813
高値:125.298
安値:124.417
終値:124.561
-25.2pips(高値から安値:88.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
122.250~122.565
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.668
青の点線
中期トレンドの安値
123.258
青の点線のライン
中期トレンドの安値
123.760~124.230
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
124.209~124.557
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.744~125.043
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
125.223
ピンクの点線
中期トレンドの高値
125.729
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月2日のユーロ円相場は、雇用当家の結果を受けてドル円に連れ安、124円台ミドルで引けています。
イベントを受けての値動きですので、トレードはお休みで良かったかと思いますが、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)のラス押し安値ラインを下抜いており、短期トレンドの方向性に変化が生じています。
不用意な買いは危険ですので、注意が必要です。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.12113
高値:1.12844
安値:1.12043
終値:1.12798
+68.5pips(高値から安値:80.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.10846~1.11122
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.10885~1.11639
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.11080~1.11291
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11153
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11628~1.11863
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11671~1.11899
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.11877~1.12232
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.12051~1.12464
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.12576
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月2日のユーロドル相場は、米雇用統計の結果を受けて急騰、1.12ドル代後半で引けています。
イベントを受けての値動きですので、トレードはお休みで良かったと思いますが、イベントを受けての値動きによって、中期トレンドの直近高値ラインを上抜いています。
本日以降、波の方向性を見ながら、入れるタイミングをはかって行くという事で良いかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
10:45 【中国】 5月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
17:30 【英国】 5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
21:30 【米国】 1-3月期四半期非農業部門労働生産性・改定値(前期比)
23:00 【米国】 5月ISM非製造業景況指数(総合)
23:00 【米国】 4月製造業新規受注(前月比)
23:00 【米国】 5月米労働市場情勢指数(LMCI)