欧・米・アジア材料出るも決定的なものは出ず。カギはやはり米税制改革法案か?
更新日時:
11月28日の為替市場ではいくつかの材料が出ました。箇条書き風にまとめると以下のようになります。
1. 英国政府がEU離脱に伴う清算金について大筋で合意
2. 北朝鮮が弾道ミサイルを発射
3. 米上院予算委員会で税制改革法案を承認
2はリスク要因という事になりますが、事前に発射準備の動きが報道されていたことから、反応は限定的なものになりました。
※本日は私用でどうしても外せない用事があるため、ドル円のみの分析となります。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:111.062
高値:111.633
安値:110.923
終値:111.453
+39.1pips(高値から安値:71.0pips)
ドル/円のレジスタンスライン
112.077
ピンクの点線のライン
111.978
赤の点線のライン
111.757
赤の極太のライン
111.719
赤の極太のライン
111.674
赤の点線のライン
111.656
ピンクの点線のライン
111.421
ピンクの点線のライン
111.337
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
110.987
青の点線のライン
110.894
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円は引き続き、上『111.719』並びに『111.757』のレジスタンスライン、下『110.734』のサポートラインに挟まれたエリアでの値動きとなっています。
黄色のラインはピンクのラインで描いた上昇の方波(9月8日~11月2日までの上昇)に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。サポレジの分布としては・・・
50.0%・・・『110.734』のサポートラインの少し上
61.8%・・・『110.240』とほぼ重なるレベル
と言う位置関係となっています。
昨日は一昨日の陰線とほぼ同じくらいの大きさの陽線となりましたが、『111.719』のレジスタンスラインには届かずといった感じの値動きとなっています。
【1時間足】
『111.719』並びに『111.757』近辺での波の折り返しがあれば、ショートをすると言った相場環境にある中で、白いラインの様に波形を描くことも出来、こういった波形を描いた場合には白い楕円の部分でダブルトップを形成、ネックライン並びにラス押し安値を下方にブレイクしており、ショートを考えたくなるような形状を示現しました。
結果的にはこれがダマシとなって、上昇していく格好となりました。
ここで売って損切りになってしまっても、確かにそう判断出来る波形ではあるので、それはそれでイイのかなというように思えます。ただ、『日足のレジスタンスラインを背に売る』という基本的スタンスからするとレジスタンスランまでやや距離がある感は否めず、そこをどう考えるか?という事だったのかなというように思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
16:00 【日本】 中曽日銀副総裁、講演
19:00 【ユーロ】 11月消費者物価指数・速報値 (前年比)
22:00 【ユーロ】 10月マネーサプライM3(前年同月比)
22:30 【米国】 7-9月期GDP・改定値 (前期比年率)
22:30 【米国】 7-9月期個人消費・改定値(前期比年率)
22:30 【米国】 7-9月期コアPCEデフレーター・改定値 (前期比年率)
22:30 【米国】 ダドリーNY連銀総裁、講演
23:00 【英国】 カーニーBOE総裁、講演
24:00 【米国】 10月中古住宅販売保留件数指数 (前月比)
24:00 【米国】 イエレンFRB議長、議会証言
24:30 【米国】 EIA週間原油在庫統計
27:50 【米国】 ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁、講演
28:00 【米国】 米地区連銀経済報告(ベージュブック)