ロシアゲート関連報道で急落、税制改革法案進捗で持ち直し
更新日時:
先週末金曜日はアメリカ絡みの材料がいくつか出ました。
1. フリン前大統領補佐官の証言関連
ロシアゲートに絡む疑惑で訴追されたフリン前大統領補佐官が、虚偽の供述をした事を認めた上で『大統領選挙中にトランプ氏からロシア側と接触するよう指示された』と証言する見通しと報じられた(のちに 指示は選挙中ではなく、選挙後の政権移行の期間中と報道元が訂正)事を受けてドルが急落。米国債利回りやNYダウ平均も急速に下落する中、ドル/円やクロス円に売りが殺到しました。
2. 税制改革法案関連
米上院共和党のマコネル院内総務が『税制改革法案可決に必要な共和党票を確保』したと発表。フリン前大統領補佐官の証言を巡る報道を受けて2.31%台まで低下(-0.10%前後)していた米10年債利回りが低下幅を縮めた事や350ドル安まで売り込まれていたNYダウ平均が下げ幅を縮小した事から、ドル/円やクロス円も持ち直しました。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:112.487
高値:112.867
安値:111.401
終値:112.170
-31.7pips(高値から安値:146.6pips)
ドル/円のレジスタンスライン
112.780
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
111.834
青の点線のライン
111.743
青の点線のライン
111.656
緑の点線のライン
111.624
緑の点線のライン
111.555
緑の点線のライン
111.403
青の点線のライン
111.340
青の点線のライン
111.133
青の点線のライン
111.062
青の極太のライン
110.987
青の点線のライン
110.894
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円は『110.734』のサポートラインの手前から反発した格好になっています。
重なってしまっている部分もあり、若干見難い部分もあるかもしれませんが、黄色の水平線はピンクの方波に対してフィボナッチリトレースメントをあてたもの、赤の水平線は直近の青の方波に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
『110.734』のサポートラインというよりも『111.000』のラウンドナンバー並びにフィボナッチリトレースメント50.0%戻しラインが意識された格好になっています。
一旦、上昇トレンドを崩したラス押し安値ライン(白い楕円で囲った安値)はサポレジ転換を起こさなかったという事も見て取れます。
買い目線・売り目線それぞれについて考えれば、買い目線の人はピンクの方波に対する押し目買いをしたい人、売り目線の人は直近の青の方波に対する戻り売りをしたい人という事になりますが、売り目線で考えた場合には拠り所となるレジスタンスラインが『113.156』迄無い状況でしたが、本日は窓開けスタートだった事もあって、『113.156』が近づいてきました。
下の方で買えた人にとっては最初のチェックポイントという事も言え、『113.156』近辺に達するような事があれば、波が折り返すような事があるかを見て行くという事になりそうです。
【1時間足】
白い楕円の部分において右の足がやや長いダブルボトムを形成、ネックラインを上方にブレイクしており、プルバックを待って買うタイミングを計るという状況にありました。
そのタイミングが訪れたのは金曜日の深夜、赤い楕円で囲った部分という事になります。
金曜日の夜にここを買うのは、比較的度胸のいるエントリーだったように思います。私はこの時点では既に寝ていた気がするのですが、土曜の朝起きて白い波のような形状になってくれたらいいなとか思っていたら、結構大きな窓開けスタートとなって画餅に帰してしまいました。
改めて波形を捉え直して入るタイミングを探って行くという事になりそうです。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:133.930
高値:134.368
安値:132.904
終値:133.462
-46.8pips(高値から安値:146.4pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
134.452
ピンクの点線のライン
134.341
ピンクの極太のライン
134.235
ピンクの点線のライン
134.843
赤の点線のライン
134.812
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
133.169
青の点線のライン
133.023
緑の極太のライン
132.904
青の点線のライン
132.848
緑の点線のライン
132.496
緑の点線のライン
132.267
緑の点線のライン
132.060
青の点線のライン
131.943
青の極太のライン
131.877
青の点線のライン
131.860
緑の点線のライン
131.664
青の点線のライン
131.489
青の点線のライン
131.447
青の極太のライン
131.292
青の極太のライン
131.275
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円は白い網掛けのレンジの上限ラインにワンタッチして反落していますが、同時に『133.023』のラインではサポートされており、当面はレンジ上限の『134.341』と『133.023』のサポートラインの間での攻防になりそうです。
【1時間足】
緑の波は安値・高値切り上げのの上昇トレンドが継続しています。先週末金曜日は、日足レベルのレジスタンスライン『134.341』(ピンクの極太の水平線)で頭を抑えられ、そこを起点として青の波は高値・安値切り下げの形状となりました。
緑の波に対して青い波が逆行している状態ですので、青い波の方向性が緑の波の方向性と再度合致したタイミングでは買いを検討すべきという事になるわけですが、今回のケースではすぐ上に日足レベルのレジスタンスラインが存在している事から、緑の波と青の波の方向性の合致が起こったとしても素直に買いというわけではなく、様子見的な方向性に軸足を置いておく必要性があります。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.19030
高値:1.19395
安値:1.18500
終値:1.18975
-5.5pips(高値から安値:89.5pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.19618
赤の点線のライン
1.19581
ピンクの点線のライン
1.19309
ピンクの極太のライン
1.19283
ピンクの点線のライン
1.19077
赤の点線のライン
1.18886
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.18557
青の点線のライン
1.18359
青の極太のライン
1.18304
青の点線のライン
1.18269
青の点線のライン
1.18243
緑の点線のライン
1.18135
青の点線のライン
1.18115
緑の極太のライン
1.18009
緑の点線のライン
1.17981
緑の点線のライン
1.17966
緑の極太のライン
1.17687
緑の点線のライン
1.17414
青の点線のライン
1.17316
青の極太のライン
1.17146
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルは先週木曜日・金曜日と『1.19309』ラインで頭を抑えられた格好になっています。
日足の波形からすると『1.18359』のラインを下方にブレイクした場合、ダブルトップになる可能性もあり、注意が必要です。
【1時間足】
基本的には、日足レベルのサポレジである『1.18359』~『1.19309』の間での値動きになっています。
約100pipsのレンジと考える事が出来ますが、レンジであるという想定の中でのトレードをするのであれば、『レンジの真ん中辺りでは手を出さない事』が基本的なスタンスという事になりますので、あまり中途半端な位置でトレードをしないように心掛けましょう。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 11月マネタリーベース(前年同月比)
14:00 【日本】 11月消費者態度指数・一般世帯
18:30 【英国】 11月建設業購買担当者景気指数(PMI)
19:00 【ユーロ】 10月卸売物価指数(PPI)(前月比)
19:00 【ユーロ】 10月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
24:00 【米国】 10月製造業新規受注(前月比)