米下院つなぎ予算可決。市場の関心はECB理事会へ
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1月22日の為替市場は、昨日から日銀金融政策決定会合、25日にECB(欧州中央銀行)理事会を控えるという状況の中で、懸案材料であったアメリカのつなぎ予算が下院で可決され、政府機関が再開される運びとなりました。
これを受けて、市場ではドル買いと言うよりかは円売りでの反応となっています。
米政府機関の閉鎖はオバマ政権下でもあった事で、いつまでも閉鎖されっぱなしという事は考え難い事柄でもあり、いずれは再開されるという事は分かり切っていたという事もあってつなぎ予算の通過によって物凄い値動きに繋がったりと言った事はありませんでした。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:110.528
高値:111.217
安値:110.495
終値:110.903
+37.5pips(高値から安値:72.2pips)
ドル/円のレジスタンスライン
111.834
赤の点線のライン
111.808
ピンクの点線のライン
111.628
赤の点線のライン
111.440
ピンクの点線のライン
111.301
ピンクの点線のライン
111.283
ピンクの極太のライン
111.148
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
110.877
緑の点線のライン
110.684
青の点線のライン
110.521
青の点線のライン
110.431
青の極太のライン
110.289
青の点線のライン
110.240
緑の極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円の日足の形状は、上ヒゲが長めの陽線となりました。
日足の波形は高値・安値切り下げの形状が継続していますが、ダブルボトムを形成する可能性が出てきています。
黄色のラインは、1月8日~16日にかけての下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。23.6%戻しと38.2%の中間くらいにある『111.283』のレジスタンスラインの上はやや広めの空間が出来ており、ここを抜けた時には想像以上に勢いがついてしまう可能性もありますので、注意が必要になります。
【1時間足】
日足のパートで述べたように日足がダブルボトムを形成する可能性がある状況下で、1時間足においても緑の波形がダブルボトムを形成しつつあります。
緑の波形のネックラインは『111.440』であり、日足のネックライン『111.283』よりも上に位置しています。
日足ではヒゲになっている部分に日中足のレジスタンスラインが存在するケースは比較的見かけるケースですが、日足のネックラインブレイクが起こるような事があれば、『111.283』からの売りが入る可能性も考慮しながら相場を見ておく必要性があります。
日足レベルのダブルボトム形成の可能性が出た場合、右側の足の根元で入りたいと考えるのは投資家としての人情であり、その為に日中足を見てタイミングを取る等の様々な工夫をするわけですが、ネックラインを抜けて行く動きと言うのは波としては1波なので、利益を上げて行く上での本命の波ではありません。
従って、仕掛ける場合には『打診買い』を行うべき居面であり、必然的にポジションのサイズも小さめにする事がセオリーになります。
1波目と言うのは、まだ前のトレンドに沿ったトレードを考えているトレーダーも多い局面である為、値動きが不安定になったりしてやられてしまうという事もありますので、極論すれば様子見に徹していても良い局面とも言えますので、無駄撃ちが多いように感じているトレーダーの方は1波目を我慢する習慣をつけると良いと思います。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:135.604
高値:136.135
安値:135.334
終値:135.979
+37.5pips(高値から安値:80.1pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
136.323
ピンクの点線のライン
136.248
ピンクの点線のライン
136.213
ピンクの点線のライン
136.058
ピンクの極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
135.951
緑の点線のライン
135.720
緑の点線のライン
135.642
青の点線のライン
135.422
青の点線のライン
135.368
青の極太のライン
135.203
青の点線のライン
135.148
青の点線のライン
135.026
青の点線のライン
134.915
青の点線のライン
134.511
緑の点線のライン
134.284
青の点線のライン
133.698
青の点線のライン
133.626
緑の点線のライン
133.301
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は、下髭と実体が同じような長さの陽線となりました。
日足レベルの波形には明確なトレンドが出ておらず、引き続き方向感のない相場が継続しており、直近高値ライン『136.058』ライン近辺での攻防が続いています。
短期的な構図としては、『135.368』のサポートラインと『136.058』のレジスタンスラインに挟まれたエリアでの値動きと考えて良いかと思います。
【1時間足】
青い波の集合体である緑の波がダブルトップになる可能性が出てきています。
その場合のネックラインの候補は『135.203』であり、日足のサポートライン『135.368』よりも下に位置しています。
また、『135.203』の下には『135.148』・『135.026』・『134.915』と断続的にサポートラインが存在しており、抜けたと思ってもそういった所から買いが入る可能性もあり、下がってきた場合には注意が必要になります。
自分が売り・買いどちらの立場であれ、エントリーする際には自分がどう思うか?ではなく、自分が売買を仕掛けようと思ったポイントで自分とは逆のトレードをする人がどう考えているのか?が重要になります。
投資と言うものは、最後にはリスクを取らないといけませんが、その最後の決断をする前に自分とは逆の考え方をしている人はどう考えているのか?その考え方は多数派となり得るのか?をもう一度考え、思い留まるという選択肢を常に残しながら、リスクを取るようにしていきましょう。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.22669
高値:1.22716
安値:1.22131
終値:1.22595
-7.4pips(高値から安値:58.5pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.23028
ピンクの点線のライン
1.22823
ピンクの点線のライン
1.22669
ピンクの点線のライン
1.22617
ピンクの極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.22273
青の点線のライン
1.22153
青の点線のライン
1.21830
青の極太のライン
1.21646
青の点線のライン
1.20816
緑の点線のライン
1.20767
緑の点線のライン
1.20662
緑の極太のライン
1.20298
青の点線のライン
1.20048
緑の点線のライン
1.19345
青の極太のライン
1.19309
緑の極太のライン
1.19271
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルの日足の形状は、下ヒゲの長い陰線となりました。先週に引き続き『1.22617』のレジスタンスライン近辺での値動きとなっています。
日足の波形はオレンジ色の波形・オレンジ色の波形の集合体であるピンクの波形共に上向きの状態にありますが、『1.21830』を下抜くような事があれば、小型のダブルトップになる可能性があります。
ざっくりと『1.21830』~『1.22617』のエリアの中での値動きという事で、当面はどちらへ抜けて行くかを見て行く事になろうかと思います。
【1時間足】
青い波の集合体である緑の波がダブルトップになる可能性が出てきています。
昨日に関しては比較的小動きで、青い波は方向感のない波形となっています。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
--:--【日本】日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
13:30【日本】11月全産業活動指数(前月比)
15:30【日本】黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
19:00【ユーロ】1月ZEW景況感調査
24:00【米国】1月リッチモンド連銀製造業指数
24:00【ユーロ】1月消費者信頼感(速報値)