ダボス会議で要人の発言相次ぐ。今週はFOMC
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先週末金曜日1月26日の為替市場では、黒田日銀総裁の発言が材料視されました。
黒田総裁は、スイスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(WEF、ダボス会議)で、インフレ率が日銀が目標としている2%に達するのを阻む複数の要因が存在しているものの、賃金と物価は緩やかに上昇しており、目標に近づきつつあるとの認識を示しています。
また、トランプ米大統領は世界経済フォーラム年次総会において、『米国第一主義』を唱え、不公正な貿易慣行に対し警告を発しています。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:109.391
高値:109.763
安値:108.276
終値:108.627
-76.4pips(高値から安値:148.7pips)
ドル/円のレジスタンスライン
111.440
ピンクの点線のライン
111.301
ピンクの点線のライン
111.283
ピンクの極太のライン
111.148
ピンクの点線のライン
111.084
ピンクの点線のライン
110.745
赤の点線のライン
110.684
赤の点線のライン
110.521
赤の点線のライン
110.431
赤の極太のライン
110.289
赤の点線のライン
109.668
ピンクの点線のライン
109.375
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
108.327
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円の日足の形状は、上下共に同程度の長さのヒゲがあり、実体も大きめの陰線となりました。
日足の波形は高値・安値切り下げの形状が継続しており、日足のレベルでは、ラウンドナンバー以外のサポートラインが『107.823』迄無い状態になっています。
ワンサイズ大きな波の視点で見れば、現在は白い楕円で囲ったピンクの方波の中での値動きであり、『107.823』はピンクの方波の安値ラインかつ2017年のヒゲを切った安値ラインでもある為、注目されてくるレベルになろうかと思われます。
【1時間足】
先週末金曜日1月28日の為替市場は、寄り付きから東京時間OP前後にかけて上昇する場面もありましたが、その後は戻りを付けながら下落して行く流れとなりました。
このブログでは、ややクドい程に『相場の波形はいくつかの認識・捉え方がある』という事を書いていますが、この所のドル円についても同様で、青のラインで描いた波のような捉え方もあれば、白のラインで描いた波のような捉え方もあります。
青のラインで描いた波として捉えるのであれば、トレンドの転換を示唆するような出来事は起こっていないと見る事が出来ますが、白いラインで描いた波として捉えると赤い楕円の部分において、ラス戻り高値を上抜く波(1波)が発生したと考える事が出来ます。
その場合、押しを待って3波目を狙った買いを仕掛ける事が第1選択となりますが、結果的には白の水平線を上方に崩した波の高値から戻り売りが入り、下落して行っています。
この際、白いラインで描いた波として捉えて、押し目買いを考える事自体は絶対にありえない・やってはいけない選択肢とは言えませんが、押し目買いをする前の環境認識の段階において、青いラインで描いた波として捉える見方もあるという事を考慮に入れ、そう考えている人が自分が押し目買いをしようと思うポイントで買ってくるか?あるいは逆に売ってくる可能性があるのか?という事を考えなければなりません。
それを検討材料に加えた上で、それでも自分なりの合理的な材料の集積から得られた判断として『買い』だと思ってエントリーした結果、負けてしまったという事であれば、それはそれで良いと言えますが、二つの見方がある事自体が見えていなかったり、見えていたけれども恣意的な理由で白いラインの波形が正しいと考えてのエントリーを行ってしまったのであれば、その点を反省しなければなりません。
波の折り返しの判断は無暗に難しいものと考えて忌避するようなものではありませんが、慎重な判断が要求されることは確かで、一度のトライでは上手く捉えられず数回トライする事になる事もあります。
従って、判断を間違えたからと言って、必要以上に落胆する必要はありませんが、原因を特定しておく事はトレード技術の向上にとって有意義な事ですので、損切になってしまったという方は、何故その判断に至ったのか?自分の見方以外の見方はなかったか?という事を中心に事後分析をする事が非常に重要です。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:135.575
高値:136.129
安値:134.529
終値:135.004
-57.1pips(高値から安値:160.0pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
136.323
ピンクの点線のライン
136.248
ピンクの点線のライン
136.213
ピンクの点線のライン
136.125
ピンクの点線のライン
136.058
ピンクの極太のライン
136.048
ピンクの点線のライン
135.979
ピンクの極太のライン
135.801
赤の点線のライン
135.507
赤の点線のライン
135.368
ピンクの極太のライン
135.190
赤の点線のライン
135.100
赤の点線のライン
135.026
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
134.618
青の点線のライン
134.511
緑の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は、上下共に同程度の長さのヒゲがあり、実体も大きめの陰線となりました。
引き続き、日足レベルの波形には明確なトレンドが出ていませんが、『135.368』~『136.058』のサポレジに挟まれたエリアを下方にブレイクしています。
黄色のラインは、1月11日~1月22日にかけての上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
こうして見るとヒゲの先で50.0%戻しラインにタッチしている事が見て取れますが、実体ベースとして見ても23.6%戻しラインと38.2%戻しラインの間で引けており、1月11日~1月22日にかけての上昇に対してまとまった押しが入ったという事が見て取れます。
【1時間足】
1時間足でより細かくゾーニングして行くとここ最近の値動きは、白の網掛けの『135.100』~『136.213』のボックスのエリアでの値動きとなっていましたが、赤の楕円で囲った部分においてダブルトップを形成、ネックライン(白い水平線)を下方にブレイクすると、その勢いを駆って一気に網掛けのエリアを下方にブレイクしています。
1時間足だけ見て判断をするのだとすれば、一般論としてはレンジブレイク後の戻り売りを狙って行く事がセオリーとなります。
しかしながら、日足レベルでは1月11日~1月22日にかけての上昇に対しての押し目買いを検討してくる勢力が存在する可能性もあり、日足レベルの押し目買いと1時間足レベルの戻り売りが交錯するという可能性もあります。
日足レベルの波形には明確なトレンドがないだけにどちらの側に立つのが正解かの判断を降すのは困難な状況にあります。
そう言った事を総合的に判断すれば、様子見推奨の相場環境と言えますが、トレードをする場合には慎重な対応が求められると思われます。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.23975
高値:1.24929
安値:1.23694
終値:1.24282
+30.7pips(高値から安値:123.5pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.25031
ピンクの点線のライン
1.24739
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.23722
青の点線のライン
1.23237
緑の点線のライン
1.23085
緑の点線のライン
1.22924
緑の点線のライン
1.22753
青の点線のライン
1.22669
緑の点線のライン
1.22617
緑の極太のライン
1.22355
青の点線のライン
1.22273
青の点線のライン
1.22153
青の点線のライン
1.21830
青の極太のライン
1.21646
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルの日足の形状は、上ヒゲが長く実体がやや小さい陽線となりました。
日足の波形はオレンジ色の波形・オレンジ色の波形の集合体であるピンクの波形共に上向きの状態にあります。
【1時間足】
先週末金曜日のユーロドルは、寄り付きから東京時間クローズにかけて上昇の流れで推移しましたが、上げ切らずにそれ以降は下落という流れとなりました。
1時間足レベルの波形は三尊の成り掛けのような形状になりつつあり、三尊のネックラインを下抜いてしまうと日足レベルのまとまった押しと言って良いレベルの下落につながる可能性もあり、注意が必要です。
しかしながら、日足レベルの上昇トレンドは崩れておらず、売りを考える場合にはあくまでも短期売買と言う姿勢で臨む方が良いのではないかと思われます。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
22:30【米国】12月個人所得(前月比)
22:30【米国】12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
22:30【米国】12月個人消費支出(PCE)(前月比)