米株式・債券市場の荒れ模様を反映して為替も乱高下
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先週末金曜日2月9日の為替市場は、米株式・債券市場の荒れ模様を反映する形で乱高下の展開となりました。
主要3通貨ペア(ドル円・ユーロ円・ユーロドル)はいずれも終値ベースでは小動きとなったものの上下の値幅はあり、荒っぽい値動きとなっています。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:108.722
高値:109.303
安値:108.039
終値:108.793
+7.1pips(高値から安値:126.4pips)
ドル/円のレジスタンスライン
110.521
赤の点線のライン
110.431
赤の極太のライン
110.410
ピンクの点線のライン
110.262
ピンクの点線のライン
110.176
ピンクの点線のライン
110.171
ピンクの極太のライン
109.768
ピンクの点線のライン
109.229
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
108.627
青の極太のライン
108.293
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円の日足の形状は、上下共に長いヒゲのある小陰線となりました。
日足の波形は下落トレンドの形状にあります。
『108.627』のサポートラインをまたいでの値動きでしたが、終値では『108.627』でサポートされており、本日も引き続き『108.627』を破るか?サポートされて反発するか?を見ていく事になろうかと思われます。
【1時間足】
昨日のドル円相場は、寄り付き~欧州時間OP前後までは上昇の流れだったものの、欧州時間に入ると一転して下落の流れとなりました。日足レベルのサポートライン『108.627』を破る場面もありましたが、引けにかけて『108.627』の上へ戻しています。
この所の値動きでサポレジが淘汰されて全体的にスッキリした感じになっています。本日は波の描き方とその後の値動きによる波の修正について書いてみたいと思います。
赤の楕円で囲った部分の青い波を見ると安値・高値切り上げの状態になっている事が分かります。しかし、ラス戻り高値はだいぶ上の方(緑の楕円)にあり、青の波のトレンド転換にまでは至りませんでした。
赤い楕円の部分の波の描き方として、紫の波一本で引くという描き方もあり、こちらのほうが結果論として実情にあった描き方のように思えます。それを分かった上であえて修正しないという考え方もあります。
このように相場の波というものは、一回描いて終わりではなく値動きによって修正を繰り返していくものです。熟練のトレーダーさんであっても、試行錯誤しながら波をどうとらえていくか?を考えているものであり、熟練のトレーダーさんであればあるほど、相場の波は必ずしも一定の法則に当てはまらないという事を身をもって知っている反面、何らかの法則にあてはめて波を描きたいという相克に悩んでいるものだと思いますが、個人的には初心者の域を脱し、ある程度相場の波をとらえられるようになったのであれば、より柔軟性をもって波をとらえるべきだと思っています。
相場でもっとも危険な考え方は自分の考えを信じすぎるあまり考え方が硬直してしまうことで、波のとらえ方ひとつとってみても多種多様な波のとらえ方があります。時間が経てば正しい波のとらえ方はどういうとらえ方であったのか?ということが明らかになることもあり、それが明らかになった段階で修正をしていくことは相場を自分以外のトレーダー目線でとらえるということに適う考え方です。
私生活においては自分本位の考え方をしているという方でも、相場に向かう際には『自分が』ではなく『自分以外が』どう考えるか?を第一に考えるようにしましょう。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:133.141
高値:134.160
安値:131.974
終値:133.265
+12.4pips(高値から安値:218.6pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
137.401
ピンクの点線のライン
137.176
ピンクの極太のライン
137.036
ピンクの点線のライン
136.917
ピンクの点線のライン
136.189
赤の点線のライン
135.801
ピンクの点線のライン
134.861
赤の極太のライン
134.621
ピンクの点線のライン
134.496
ピンクの点線のライン
134.621
ピンクの点線のライン
134.496
ピンクの点線のライン
134.075
ピンクの点線のライン
133.808
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
133.086
青の極太のライン
132.417
青の点線のライン
132.326
青の極太のライン
132.273
青の点線のライン
132.150
青の点線のライン
132.060
青の点線のライン
131.943
青の極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は、上下共に非常に長いヒゲのある小陽線となりました。実体は小さいですが、上ヒゲの先から下ヒゲの先まで200pips以上もあり、値動きの荒っぽさがうかがえる形状になっています。
日足の波形は明確なトレンドがない形状となっており、終値ベースでは『133.086』のサポートラインでサポートされています。
波形からすると非常に難しい相場であり、トレードをする通貨ペアとしておススメとは言えないように思います。
【1時間足】
昨日のユーロ円は、寄り付き~欧州時間OP前後にかけて上昇したものの、欧州時間以降は下落、NY時間から引けにかけて戻すという展開となりました。
上下の値幅が非常に大きかったのですが、終わってみれば寄り付きとあまり変わらないレベルで引けるという荒っぽい値動きとなっています。
個人的には赤い楕円の部分の波を紫のライン一本で引いても良いかという気もします。そうした所で、サポレジの位置・ラス戻り高値が変わるわけではないので『だから何なの?』というレベルの修正になるのですが、その方がよりシンプルな波としてとらえられるような気がします。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.22448
高値:1.22865
安値:1.22047
終値:1.22507
+5.9pips(高値から安値:81.8pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.25139
ピンクの点線のライン
1.25090
ピンクの点線のライン
1.25070
ピンクの極太のライン
1.24919
赤の点線のライン
1.24686
ピンクの点線のライン
1.24616
ピンクの点線のライン
1.24390
赤の点線のライン
1.24304
赤の点線のライン
1.24279
ピンクの点線のライン
1.24167
ピンクの点線のライン
1.23981
ピンクの点線のライン
1.23706
赤の点線のライン
1.23353
赤の点線のライン
1.23085
赤の点線のライン
1.22830
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.22132
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルの日足の形状は、上下共にヒゲのある小陽線となりました。
日足の波形はオレンジ色の波形・オレンジ色の波形の集合体であるピンクの波形共に上向きの状態にあります。
『1.21830』のサポートライン近辺での値動きとなっていますが、『1.21830』に届いておらず、中途半端なレベルでの値動きとなっている感じがします。
【1時間足】
先週末木曜日~金曜日の値動きは方向感のない値動きで、レンジと見えなくもないのですが、上下限が一定ではない感じでもあり、ブレイクしたと見せかけてブレイクせずといった値動きになっています。
また、波形という観点からしてもグダグダな感じの波形になりつつあり、今は我慢して様子見の時期かというように思えます。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
17:15【スイス】1月消費者物価指数(CPI)(前月比)
28:00【米国】1月月次財政収支