FXで何やっても勝てなくて、やったコト

ドル円は上昇流れを日足のレジスタンスライン「106.913」が止められるか?あるいは破るか?を見極めて行く相場

更新日時:

2021年3月2日のドル円は非常に小さな陰線となって引けています。

日経平均は下落しており、前日の上昇のかなりの部分を失っています。

ドル円は107円の節目、後述する日足レベルでのレジスタンスライン付近での値動きとなってきております。

ドル円の値動き(2021年3月3日)

始値:106.737

高値:106.949

安値:106.632

終値:106.675

-6.2pips(高値から安値:31.7pips)

ドル円日足の環境認識(2021年3月3日)

ドル円日足2021年03月03日

長期的な目線では赤い楕円で囲んだ片波の中での値動きとなっています。上下にヒゲはありますが、終値ベースでは「111.278」~「102.263」の値動きという事になります。

オレンジのトレンドラインに沿って下落してきましたが、2021年1月末にオレンジのトレンドラインを上方にブレイク後、安値・高値切り上げの波形(緑の楕円の部分)となってきており、この上昇に対して引いたトレンドラインが紫のトレンドラインとなります。

2021年3月3日寄り付きの段階では、緑の楕円で囲った部分の上昇トレンドの形状(安値・高値切り上げの形状)は継続しています。

ドル円の1時間足分析(2021年3月03日)

ドル円1時間足2021年03月03日

2021年3月2日寄り付き時点のドル円は紫のトレンドラインの上での値動きとなっていますが、日足のレジスタンスライン「106.913」を破るという所までには至らないレベルの値動きになっています。

買い目線の人の思考

基本的には日足の緑の楕円の部分が上昇トレンドの形状となっている事を根拠に買い場を探しているという事になろうかと思います。

買い目線でいる人達が行動を起こしてきそうなポイントとしては・・・

  1. 日足レベルのレジスタンスライン「106.913」を完全にブレイクして、売り方の損切りが出たと確信した時

  2. 紫のトレンドライン付近まで下がってくる事があれば買い

  3. 日足レベルのサポートライン(緑の極太の水平線)「106.553」付近まで下がってくることがあれば買い

といったタイミングが考えられます。

1については、「106.913」は日足のレジスタンスラインなので、破ったかどうかはあくまでも日足の終値で判断すべきものですが、「完全に破って売り方の投げが出た」と判断できれば買い・・・という事になるわけですが、この判断は相当に難しい判断となります。

2についてはトレンドラインに接近してくるようなタイミングがあれば、買ってみるという事になりますが、上昇のトレンドラインというのは時間の経過とともにプライスも上がってくるので、その分だけ日足のレジスタンスライン「106.913」との距離も短くなってきます。

その為、リスクリワードという面で見合わなくなってもきますし、時間の経過によって横にスライドするような感じでトレンドラインを下抜けてくる可能性も出てきます。

トレンドラインをトレードに使っている方は、サポレジもしっかり引いておいて判断をしていく姿勢が問われると思います。

3については、日足レベルのサポートラインを背にしての買いという事になりますが、上述の日足レベルのレジスタンスライン「106.913」からの売りに押されてやられる可能性もあります。

また本日においてそれが起こった場合、必然的に紫のトレンドラインを下抜けてきている・・・という事になりますので、日足のレジスタンスライン「106.913」が守られ、更にトレンドラインの下方ブレイクが起こったという事を根拠として売ってくる人達の売りに押される可能性も出てきます。

売り目線の人の思考

直近の日足のトレンド(日足チャート緑の楕円の部分)、1時間足共に上昇トレンドの形状を維持している事から波形に沿うというよりも、やや逆張り気味に入りたい人達という事になろうかと思います。

その根拠の際たるものとしては、日足のレジスタンスライン「106.913」が日足のオレンジのトレンドラインの下落の概ね50%戻しレベルにあるという事から、そろそろ戻り売りが入るのではないか?という事になろうかと思われます。

売り目線でいる人達が行動を起こしてきそうなポイントとしては・・・

  1. 日足レベルのレジスタンスライン「106.913」からの逆張り

  2. 紫のトレンドラインを下方にブレイクすれば売り

  3. 日足レベルのサポートライン(緑の極太の水平線)「106.553」を下方にブレイクすれば売り

といったタイミングでの売りが考えられます。

1については、日足レベルの戻り売り候補として「106.913」を有力と考えている人が逆張りをしてくるタイミングと言えようかと思います。

2については、上昇のトレンドラインを崩した事で「106.913」が守られたのではないか?という考えで売ってくるタイミングという事になります。

3については、2に加え更に日足レベルのサポートラインも破った事で買い方の損切りが出る事を期待しての売りという事になります。

全体的に買いは高値掴みを警戒しながらという事になりがちな相場環境となっています。

とはいえ、直近の日足のトレンドは上昇トレンドを維持しており、その勢いを「106.913」が止められるか?あるいは破るか?を見極めて行く相場・・・という事になろうかと思われます。