中心線の種類が変更可能で 、2つの偏差を持つ ボリンジャーバンドを表示するMT4インジケーター『BandsMA2dev』
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MT4には標準でボリンジャーバンドがインストールされていますが、もっと詳細な設定ができればと考えたことはないでしょうか。
「BandsMA2dev」は、移動平均線の種類などを設定できるボリンジャーバンドを表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
ボリンジャーバンドをカスタマイズしたい方
偏差の異なるボリンジャーバンドをひとつのインジケーターで表示したい方
上記のような方のためにこの記事では、「BandsMA2dev」について解説します。
BandsMA2devの概要
「BandsMA2dev」は、中心線として使用する移動平均線の種類・適用価格が変更可能で、2つの偏差を持つ(上下バンドが2本ずつ)ボリンジャーバンドを表示するMT4用のインジケーターで、非常に汎用性の高いボリンジャーバンドを表示することができます。
このインジケーターでは、中心線として使用する移動平均線をSMA・EMA・SMMA・LWMA・LSMAの中から選ぶことができ、それらの移動平均線の種類も終値・始値・高値・安値・median・typical・weightedから選ぶことができます。
また、偏差を2つ設定することができるため、上下バンドが2本ずつ表示され、合計で5本のラインが表示されることになります。
相場の状況やトレードスタイルに合わせて移動平均線を変更したり、2本ずつの上下バンドをエントリー用と利確用で使い分けたりといった使い方が出来るので、非常に汎用性の高いインジケーターではないでしょうか。
BandsMA2devを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
BandsMA2devのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
BandsMA2devのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MA_Type |
移動平均の種類 初期値:0 使用する移動平均線の種類を設定します。 |
MA_AppliedPrice |
適用価格 初期値:0 適用価格を設定します。 |
Bands_Period |
ボリンジャーバンドの期間 初期値:20 ボリンジャーバンドの算出期間を設定します。 |
Bands_Shift |
バンドのシフト 初期値:0 値に応じてボリンジャーバンドの表示位置が左右に移動します。 |
Bannds_Deviations1 |
偏差1 初期値:1.0 1つ目のバンドの偏差を設定します。 |
Bannds_Deviations2 |
偏差2 初期値:2.5 2つ目のバンドの偏差を設定します。 |
DisplyaMidLine |
中心線の表示・非表示 初期値:true falseに設定すると中心線が非表示になります。 |
「MA_Type」は移動平均線の算出方法を設定するための項目で、番号で指定する必要があり、パラメーターの「m」から「m4」に記載されている番号を選択して入力します。
「MA_AppliedPrice」は、移動平均線の適用価格を設定するための項目で、こちらも「p」から「p6」に記載されている番号で指定する必要があります。
まとめ
「BandsMA2dev」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
移動平均線の種類や適用価格を変更できる。
2種類の偏差のバンドを一度に表示できる。
上記のような特徴から「BandsMA2dev」は、ボリンジャーバンドを細かくカスタマイズしたい方に向いているインジケーターです。
先述の通り、様々な使い方ができる汎用性の高いインジケーターなので、ボリンジャーバンドを表示する形のインジケーターはこれ1つで十分と言っても過言ではないかもしれません。
ボリンジャーバンドを使ったトレードをしている人は、ぜひ試してみてください。