ボリンジャーバンドをもとに損切水準を表示するMT4インジケーター「TOPTREND」
更新日時:2020年05月14日 07:30損切り水準を表示するインジケーターといえば、パラボリックSARなどが有名ですが、他のインジケーターも使ってみたいと考えたことはないでしょうか。
「TOPTREND」は値動きに追従して、損切り水準を表示するインジケーターで次のような方に向いています。
トレンド相場での損切り水準を分析したい方
トレンド相場での損切りが苦手な方
以上のような方のためにこの記事では、「TOPTREND」について解説します。
TOPTRENDの概要
「TOPTREND」は、ボリンジャーバンド(BB)をもとに、損切り水準をチャート上に表示するインジケーターで、TrendLaboratory Ltdによって開発されました
インジケーターを起動すると、上昇トレンドでの損切り水準が青いドット、下降トレンドでの損切り水準が赤いドットで表示されます。
「TOPTREND」の算出方法は以下の通りです。
上昇トレンドのドット=直近のBBの上限+0.5×(「MoneyRisk」-1)×(直近のBBの上限-前のBBの上限)
下降トレンドのドット=直近のBBの下限-0.5×(「MoneyRisk」-1)×(直近のBBの下限-前のBBの下限)
インジケーターの色が切り替わった場合、値動きが転換したことを意味しています。
また、インジケーターの表示が切り替わると、エントリーのシグナルとして大きなドットが表示されます。
TOPTRENDを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TOPTRENDのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TOPTRENDのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Length |
ボリンジャーバンドの期間 初期値:20 インジケーターが価格に追従する速度が変化します。 |
Deviation |
偏差 初期値:2 ボリンジャーバンドの偏差を設定します。 |
MoneyRisk |
オフセット値 初期値:1 ドットを価格からどの程度離すのかを設定します。 |
Signal |
シグナルモードの設定 初期値:1 表示するシグナルの種類を設定します。 |
Line |
ラインの表示/非表示 初期値:1 0に設定するとラインが非表示になります。 |
Nbars |
表示期間 初期値:1000 インジケーターを表示する期間を設定します。 |
「MoneyRisk」はドットを価格からどの程度離すのかを設定するための項目で、大きな値に設定するほどドットが価格から離れた水準に表示され、小さな値に設定すると近づきます。
「Signal」は表示するシグナルの種類を設定するための項目で、0に設定した場合はストップのみが表示され、1に設定するとシグナルとストップの両方、2に設定するとシグナルだけが表示されます。
まとめ
「TOPTREND」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
ボリンジャーバンドにもとづいて損切り水準を表示する。
上昇トレンドでの損切り水準は青いドット、下降トレンドでの損切り水準は赤いドットで表示される。
「TOPTREND」は、トレンド相場での損切り水準を分析したい方に、向いているインジケーターです。
トレンド相場での損切りが苦手な方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターなのではないでしょうか。