4本前のバーの高値/安値と現在の価格から相場反転の可能性を測るオシレーターを表示するMT4インジケーター「yefekt」
更新日時:2020年09月30日 08:18相場が反転する兆候を、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「yefekt」は、直近の価格と4つ前の価格を比較するインジケーターで、次のような方に向いています。
値動きの転換を分析したい方
レンジ相場での取引が得意な方
以上のような方のためにこの記事では、「yefekt」について解説します。
yefektの概要
「yefekt」は相場の反転を予測するためのインジケーターでMns777によって開発されました。
インジケーターを起動するとサブウィンドウ上にヒストグラムが表示され、インジケーターの値がプラス圏で推移している場合は黄緑色のヒストグラム、マイナス圏で推移している場合は赤色のヒストグラムが表示されます。
開発者によると「yefekt」の値が0.5を超えると相場が下降し、-0.5を下回ると相場が上昇する可能性が高くなるとのことです。
「yefekt」は以下の方法によって算出されます。
S=(直近のバーの高値-直近のバーの安値)+(1つ前のバーの高値-1つ前のバーの安値)+・・・・・(4つ前のバーの高値-4つ前のバーの安値)
直近の高値が4つ前のバーの安値より高い場合・・・1
yefekt=(直近の高値-4つ前のバーの安値)/S
直近の安値が4つ前のバーの高値より低い場合・・・2
yefekt=(直近の安値-4つ前のバーの高値)/S
1と2を同時に満たす場合
yefekt=1つ前のyefektの値
トレンド相場ではトレンドに逆らった方向にダマしのシグナルが出やすくなるため注意が必要です。
また、ヨーロッパ市場開場後などボラティリティーの低い状態から高い状態へ変化した直後も、ダマしのシグナルが出やすいので、そういった場面での使用も避けるようにしましょう。
yefektを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
yefektのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
yefektのパラメーター解説
「yefekt」にトレーダーが変更可能なパラメータはありません。
入力項目 | 入力内容 |
なし |
変更可能なパラメーター項目はありません。 |
まとめ
「yefekt」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
相場の反転を予測するためのインジケーター。
インジケーターがプラス圏で推移している場合は黄緑色のヒストグラム、マイナス圏で推移している場合は赤色のヒストグラムが表示される。
インジケーターの値が0.5を超えると相場が下降する可能性が高くなる。
インジケーターの値が-0.5を下回ると相場が上昇する可能性が高くなる。
トレンド相場やボラティリティが急激に高くなった直後はダマしのシグナルが多くなる。
「yefekt」は、相場が反転する兆候を分析したい方に向いているインジケーターです。
直近の価格と4つ前の価格を比較してインジケーターを算出していますので、相場の大きな波を捉えるのにはあまり向いていませんが、小さな波を捉えたいという方には試してみる価値のあるインジケーターかもしれません。
相場の状況によってはダマしのシグナルが出やすくなるので、他のインジケーターと組み合わせて使用した方が良いでしょう。