値動きの強さと方向をヒストグラムで表示するMT4インジケーター「Solar_Wind」

更新日時：2020年09月25日 22:22

値動きの強さと方向を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「Solar_Wind」は、一定期間中の高値と安値をもとに値動きの強さを分析するためのインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 値動きの方向を分析したい方

2. 値動きの強さを分析したい方

以上のような方のためにこの記事では、「Solar_Wind」について解説します。

1. Solar_Windの概要
2. Solar_Windを表示する方法
3. Solar_Windのパラメーター解説
4. まとめ

Solar_Windの概要

インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上に緑色のヒストグラムと赤色のヒストグラムが表示されます。

「Solar Wind」の算出方法は以下の通りです。

MaxH＝「period」期間中の最高値

MinL＝「period」期間中の最安値

price＝(高値＋安値)/２

Value＝0.33×2×((price-MinL)/(MaxH-MinL)－0.5)＋0.67×前のValue2

Value1＝Valueと－0.999の内小さい方の値

Value2＝Value1と0.999の内大きい方の値

Solar_Wind＝0.5×((1+Value2)/(1-Value2))の対数＋0.5×前のSolar_Wind

上昇の値動きが強い場合は緑色のヒストグラムが表示され、反対に下降の値動きが強い場合は赤色のヒストグラムが表示されます。

ヒストグラムが長い程、値動きが強い状態です。

Solar_Windを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Solar_Windのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「Solar_Wind」のパラメーターは、価格を検出する期間を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。

「period」は、最高値と最安値を検出する期間を設定するための項目です。

大きな値に設定するとヒストグラムが切り替わる頻度が少なくなり、小さな値に設定すると多くなります。

まとめ

「Solar_Wind」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

1. 一定期間中の値動きの方向と強さを示している。

2. 緑色のヒストグラムが表示されている場合は上昇の値動きが強い状態。

3. 赤色のヒストグラムが表示されている場合は下降の値動きが強い状態。

「Solar_Wind」は、値動きの強さを分析したい方に向いているインジケーターです。

トレンドの方向も分析できるので、トレンドフォロー系の手法を使用している方に最適なインジケーターと言えるでしょう。

十分なバックテストを行い、どの程度うまく機能するのか確認してから使用することをおすすめします。