トレンドフィルターやエントリー・エグジットのシグナルとして使えるAverage Sentiment Oscillatorを表示するMT4インジケーター『ASO』
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現在の相場が強気の状態にあるのか、弱気の状態にあるのかを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「ASO」は、現在の相場が強気なのか弱気なのかを分析するためのインジケーターで、以下のような方に向いています。
相場の強気/弱気を分析したい方
トレンドの有無を確認したい方
そういった方のためにこの記事では、「ASO」について解説してきます。
ASOの概要
「ASO」は、トレンドフィルターやエントリー・エグジットのシグナルとして使えるAverage Sentiment Oscillatorというテクニカル指標をサブウィンドウに表示するMT4用のインジケーターです。
このインジケーターについて言及されている海外サイトによると、ASOは特定期間のローソク足の強気・弱気を判断したり、トレンドフィルターやエントリー・エグジットのシグナルとして使用したりするすることが出来るようです。
強気ラインが弱気ラインを上回っている場合は、相場が強気の状態にあることを示しており、反対に、弱気ラインが強気ラインを上回っている場合は、相場が弱気の状態にあること示しています。
このインジケーターには3つのモードが用意されており、どのモードでも使い方は同じですが、計算方法が異なるようです。
1つ目は、OHLC価格(始値、高値、安値、終値)を使用して、ローソク足の強気・弱気を分析してから、特定期間内のパーセンテージを求めます。
例えば、期間が10で、そのうち7本のローソク足が強気、残りの3本が弱気であれば、強気70%という計算結果になります。
2つ目は、特定期間内のローソク足全てを1つのローソク足として扱い、OHLC価格を使用してセンチメントパーセントを求めます。
3つ目は、上記の2つを組み合わせたモードです。
1つ目のモードでは、動きが激しくなり、ローソク足の強気・弱気の判断は正確になります。
一方、2つ目のモードでは、より滑らかな動きになり、価格変動の幅がより大きくなります。
3つ目のモードは、1つ目と2つ目の中間の挙動になります。
ASOを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ASOのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ASOのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
AsoPeriod |
期間 初期値:10 Asoの算出期間を設定します。 |
Mode |
モード 初期値:0 インジケーターの算出方法を設定します。 |
Bulls |
強気ラインの表示・非表示 初期値:true falseに設定すると強気ラインが非表示になります。 |
Bears |
弱気ラインの表示・非表示 初期値:true falseに設定すると弱気ラインが非表示になります。 |
「Mode」は、0から2の番号で指定する必要があり、1がOHLC価格を使用するモード、2が特定期間内のローソク足全てを1つのローソク足として扱うモード、0が1と2を組み合わせたモードです。
まとめ
「ASO」について解説してきましたが、最後に要点をまとめておきましょう。
ASO(Average Sentiment Oscillator)を表示する。
強気ラインが弱気ラインを上回っている場合は相場が強気の状態。
弱気ラインが強気ラインを上回っている場合は相場が弱気の状態。
「ASO」は、現在の相場が強気の状態なのか、弱気の状態なのかを分析したい方に向いているインジケーターです。
ちょっと見方がややこしいので慣れるまで時間が必要ですが、パッと見た限りではそれなりにトレンドを示唆しているインジケーターかと思いますので、気になった方は試してみてはいかがでしょうか。