フィボナッチピボットとカマリラピボットを表示するMT4インジケーター「sdx-tzpivots_3」
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ピボットはサポートラインやレジスタンスラインなどの、価格が反転する可能性のある水準を分析する際に便利なインジケーターですが、ピボットにもいくつか種類があることをご存知でしょうか。
「sdx-tzpivots_3」は、3種類のピボットを表示できるインジケーターで、以下のような方に向いています。
サポートラインやレジスタンスラインの水準を分析したい方
ピボットをよく使用する方
通常のピボットが自身に合わないと感じている方
上記のような方のためにこの記事では、「sdx-tzpivots_3」について解説していきます。
sdx-tzpivots_3の概要
インジケーターを起動すると前日のレンジにもとづいて、通常のピボットとフィボナッチピボットが表示されます。
また、チャートの左上には前日と当日のレンジや、高値と安値の水準が一覧で表示されます。
「MR」というラベルのラインは、各ピボットのラインの中間水準を示すラインです。
初期設定の状態では表示されませんが、パラメーターを変更することでカマリラピボットを表示することもできます。
sdx-tzpivots_3を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
sdx-tzpivots_3のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
sdx-tzpivots_3のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
LocalTimeZone |
ローカルタイムゾーン 初期値:0 MT4のタイムゾーンを基準にインジケーターで用いるタイムゾーンを設定します。 |
DestTimeZone |
取引時間帯 初期値:0 取引の時間帯を設定します。 |
LineStyle |
ピボットのラインの種類 初期値:2 ピボットを表示するラインの種類を設定します。 |
LineThickness |
ピボットのラインの太さ 初期値:1 ピボットを表示するラインの太さを設定します。 |
VarLineStyle |
前日のレンジの中間ラインのスタイル 初期値:0 前日のレンジの中間水準のラインの種類を設定します。 |
VarLineThickness |
前日のレンジの中間ラインの太さ 初期値:3 前日のレンジの中間水準のラインの太さを設定します。 |
ShowComment |
コメントの表示/非表示 初期値:true falseに設定するとコメントが非表示になります。 |
ShowHighLowOpen |
前日の高値と安値の表示/非表示 初期値:true falseに設定すると前日の高値と安値の水準が非表示になります。 |
ShowSweetSpots |
スイートスポットラインの表示/非表示 初期値:true falseに設定するとスイートスポットラインが非表示になります。 |
ShowPivots |
ピボットの表示/非表示 初期値:true falseに設定するとピボットが非表示になります。 |
ShowMidPitvot |
ピボットの中間水準の表示/非表示 初期値:false trueに設定するとピポットの中間水準にラインを表示します。 |
ShowFibos |
フィボナッチピボットの表示/非表示 初期値:false trueに設定するとフィボナッチピボットが表示されます。 |
ShowCamarilla |
カマリラピボットの表示/非表示 初期値:false trueに設定するとカマリラピボットが表示されます。 |
ShowLevelPrices |
価格の表示/非表示 初期値:false trueに設定するの価格レベルが表示されます。 |
BarForLabels |
ラベルの表示位置 初期値:10 ラベルの表示位置が移動します。 |
DebugLogger |
ログの表示/非表示 初期値:false trueに設定するとログの表示が有効になります。 |
「VarLineStyle」は、前日のレンジの中間水準に表示されるラインの種類を設定するための項目で、「VarLineThickness」は同じラインの太さを設定するための項目です。
「ShowCamarilla」は、カマリラピボットの表示/非表示を設定するための項目で、初期設定の状態では非表示になっていますので、表示したい場合はパラメーターをtrueに変更しましょう。
初期設定の状態では表示されるラインの数が多くチャートが見にくいですが、どのラインを表示するのか細かく設定できますので、不要なラインはパラメーターをfalseに変更して、非表示に設定した方が良いでしょう。
まとめ
「sdx-tzpivots_3」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
通常のピボットのほか、フィボナッチピボットとカマリラピボットを表示できる。
タイムゾーンはパラメーターで調整できる。
「sdx-tzpivots_3」は、さまざまな種類のピボットを試してみたい方に、向いているインジケーターです。
通常のピボットを使用してみたものも、自身のスタイルに合わないと感じている方は、ほかの種類のピボットを試してみてはいかがでしょうか。