複数の表示移動させたRSIと53レベルの関係で山と谷を捉えるシグナルを表示するMT4インジケーター『5Min_01a』
更新日時:2019年12月26日 01:46RSIは、一定期間中の上昇の勢いと下降の勢いを測定するインジケーターで、MT4にも標準でインストールされていることから、使用したことがある方も多いのではないでしょうか。
「5Min_01a」は、複数のRSIをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
現在の相場が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを分析したい方
インジケーターのシグナルだけ把握できればよい方
サブウィンドウに表示するインジケーターの数を少なくしてチャートをスッキリさせたい方
この記事では上記のような方のために、「5Min_01a」の使い方について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
5Min_01aの概要
「5Min_01a」は、複数の表示移動させたRSIが一定のレベル以上以下になったときにシグナルを表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターに関する情報がほぼ無いため、ソースコードをざっと見た感じにはなりますが、具体的なシグナルルールは以下のような感じになります。
まず、このインジケーターでは期間28のRSI(RSI0とします)とこのRSIをローソク足1本~7本分表示移動させたもの(RSI1~RSI7とします)を使用します。
例えば、RSI4であれば期間28のRSIをローソク足4本分表示移動させたRSIということですね。
そして、RSI0が53レベルより上にあるとき、RSI0とRSI1が53レベルより上にあるとき、RSI0~RSI2が53レベルより上にあるとき・・・RSI0~RSI7が53レベルよりも上にあるときにそれぞれ別々のシグナルを表示し、逆の場合は43レベルをそれぞれのRSIが下回ったときにシグナルを表示します。
基本的には、トレンドの山と谷を捉えるのに使用できそうで、ピンクのドットを除けば中々精度は高そうに見えます。
インジケーター名には5Minとついていますが、1分足や5分足などの短い時間足で使用するとあまりにシグナルが多く使いものにならないので、1時間足などの長い時間足で使用すると良いかと思います。
5Min_01aを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
5Min_01aのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
5Min_01aのパラメーター解説
「5Min_01a」にトレーダーが変更可能なパラメーターはありません。
入力項目 | 入力内容 |
無し |
変更可能なパラメーターはありません。 |
どうしても変更したい場合は、MetaEditorから直接ソースコードを改変する必要があります。
また、デフォルトだと各種シグナルが小さく見づらいため、「色の設定」→「幅」から大きさを変更すると良いかと思います。
まとめ
「5Min_01a」の使い方について解説してきましたが、最後にポイントをまとめておきます。
一定数のRSIが買われ過ぎ水準に到達している場合はローソク足の上方にドットを表示する。
一定数のRSIが売られ過ぎ水準に到達している場合はローソク足の下方にドットを表示する。
ピンクのドットによるシグナルは精度が低い。
5分足以下のチャートではシグナルの精度が低い。
パラメーターの変更はできない。
「5Min_01a」は、現在のレートが買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを、大まかに把握しておきたい方に向いているインジケーターです。
また、複数のRSIを使用することで、通常のRSIよりもダマしのシグナルが抑えられていますので、RSIのノイズに悩まされている方は一度試してみてはいかがでしょうか。