通常のRSIと2種類のRSI移動平均を表示するMT4インジケーター「SGMAR」
更新日時:2020年04月22日 09:40RSIは値動きの転換を分析する際によく使用されますが、相場の状況によってはノイズが増えてしまうことがあります。
「SGMAR」は、平滑化したRSIを表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
RSIをよく使用する方
RSIのダマしのシグナルに悩まされている方
上記のような方のためにこの記事では、「SGMAR」について解説します。
SGMARの概要
「SGMAR」を起動すると、通常のRSIと2種類の方法で平滑化したRSIがサブウィンドウ上に表示されます。
緑色のラインが通常のRSI、水色のラインが単純移動平均で平滑化したRSI、赤色のラインは指数平滑移動平均で平滑化したRSIです。
水色のラインが赤色のラインを下から上に抜けた箇所には水色のドットが表示され、反対に水色のラインが赤色のラインを上から下に抜けた箇所には赤色のドットが表示されます。
基本的な使い方は通常のRSIと同じで、インジケーターの値が70を超えている場合は買われ過ぎの状態、30を下回っている場合は売られ過ぎの状態です。
全てのラインが70を越えている時に赤色のドットが表示された場合は、価格が下降する可能性を示唆しています。
全てのラインが30を下回っている時に水色のドットが表示された場合は、価格が上昇する可能性を示唆しています。
単純に平滑化したRSIを表示するだけではシグナルが遅れる傾向にありますが、2種類の移動平均線を組み合わせることで、シグナルの遅延も抑えられている点が「SGMAR」の特徴です。
SGMARを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SGMARのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SGMARのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「SGMAR」のパラメーターは、RSIの算出期間を設定する項目とRSIを平滑化する期間を設定する項目、インジケーターを表示する期間を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Rsi |
RSIの算出期間 初期値:14 価格に対する反応速度が変化します。 |
Ma |
RSI移動平均線の期間 初期値:8 RSI移動平均線の算出期間を設定します。 |
cbars |
表示範囲 初期値:0 インジケーターの表示範囲を限定する場合は期間を設定します。 |
「Rsi」は、RSIの算出期間を設定するための項目で、小さな値に設定するほど価格に対する反応速度が速くなりますが、ノイズも多くなります。
「cbars」は、インジケーターの表示範囲を設定するための項目で、0に設定した場合、チャート全体にインジケーターが表示されます。
まとめ
「SGMAR」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
RSIと2種類のRSI移動平均を表示する。
全てのラインが70を越えている時に赤色のドットが表示された場合は、価格が下降する可能性を示している。
全てのラインが30を下回っている時に水色のドットが表示された場合は、価格が上昇する可能性を示している。
「SGMAR」は、RSIのノイズを減らしたい方に向いているインジケーターです。
RSIのダマしのシグナルに悩まされている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。