RSIと標準偏差をもとにトレンドを分析するMT4インジケーターを表示する「Traders_Dynamic_Index」
更新日時:2020年05月12日 12:48ボラティリティーを考慮したトレンド系のインジケーターを、試してみたいと考えたことはないでしょうか。
「Traders_Dynamic_Index」は、上記の機能を備えたインジケーターで次のような方に向いています。
ボラティリティを考慮してトレンドを分析したい方
RSIをよく使用する方
以上のような方のためにこの記事では、「Traders_Dynamic_Index」について解説します。
Traders_Dynamic_Indexの概要
「Traders_Dynamic_Index」は、RSIと標準偏差にもとづいてトレンドを分析するインジケーターで、Dean Maloneによって開発されました。
インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上にボラティリティーの高さを示す青色のバンドと、その中間を示す黄色のライン、RSIを平滑化した緑色のライン、シグナルラインが赤色のラインで表示されます。
緑色のラインが赤色のラインより高い水準で推移している場合は、価格が上昇傾向にあることを示しており、反対に赤色のラインより緑色のラインが低い水準で推移している場合は、価格が下降傾向にあることを示しています。
ボラティリティーバンドが拡大している場合、ボラティリティーが上昇し、値動きが活発になっていることを示しています。
Traders_Dynamic_Indexを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Traders_Dynamic_Indexのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Traders_Dynamic_Indexのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
RSI_Period |
RSIの算出期間 初期値:13(8~25推奨) RSIの反応速度が変化します。 |
RSI_Price |
RSIの適用価格 初期値:0 RSIの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
Volatility_Band |
ボラティリティーバンドの期間 初期値:34(20~40推奨) ボラティリティバンドの算出の期間を設定します。 |
RSI_Price_Line |
RSI平滑化期間 初期値:2 RSIを平滑化する期間を設定します。 |
RSI_Price_Type |
RSIの種類 初期値:0 RSIの平滑化方法を設定します。 |
Trade_Signal_Line |
シグナルライン平滑化期間 初期値:7 大きな値に設定するほどシグナルラインが滑らかになります。 |
Trade_Signal_Type |
シグナルラインの種類 初期値:0 シグナルラインの平滑化方法を設定します。 |
「RSI_Price_Line」は、RSIを平滑化する期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほどRSIが滑らかに描写されますが、値動きへの反応は鈍くなります。
「RSI_Period」と「Volatility_Band」は、開発者によって推奨値が設定されているので、変更する場合は推奨値の範囲に収まるように設定した方が良いでしょう。
まとめ
「Traders_Dynamic_Index」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
RSIと標準偏差にもとづいたインジケーター。
緑色のラインが赤色のラインより高い水準で推移している場合は、価格が上昇傾向にあることを示している。
赤色のラインより緑色のラインが低い水準で推移している場合は、価格が下降傾向にあることを示している。
ボラティリティーバンドが拡大している場合、ボラティリティが上昇している状態。
「Traders_Dynamic_Index」は、ボラティリティを考慮してトレンドを分析したい方に向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前に、十分なテストを行った上で使用することをおすすめします。