複数の表示移動させたRSIをもとに山と谷を捉えるシグナルを表示するMT4インジケーター『5Min_rsi_01a』
更新日時:2019年12月26日 01:48RSIは、現在の価格が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを分析する際に使用されるインジケーターですが、相場の状況によってはノイズが多くなってしまうこともあります。
「5Min_rsi_01a」は、複数のRSIの値を比較することでダマしのシグナルを低減させたインジケーターで、以下のような方に向いています。
RSIのダマしのシグナルに悩まされている方
5分足以上のチャートを使用している方
サブウィンドウに表示するインジケーターの数を減らしたい方
上記のような方のためにこの記事では「5Min_rsi_01a」の使い方を解説していきます。
5Min_rsi_01aの概要
「5Min_rsi_01a」は、複数の表示移動させたRSIが一定のレベル以上か以下になったときにシグナルを表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターに関する情報がほぼ無いため、ソースコードをざっと見た感じにはなりますが、具体的なシグナルルールは以下のような感じになります。
まず、このインジケーターでは期間28のRSI(RSI0とします)とこのRSIをローソク足1本~7本分表示移動させたもの(RSI1~RSI7とします)を使用します。例えば、RSI4であれば期間28のRSIをローソク足4本分表示移動させたRSIということですね。
各シグナルの意味合いは以下の通りです。
白色のドット・・・RSI0~RSI7までが全て55レベル以上
ピンクのドット・・・RSI0~RSI7までが全て45レベル以下
ピンクの上向き矢印・・・RSI0が55レベル以上のときにRSI1~RSI3までのどれかが45レベル未満
ピンクの下向き矢印・・・RSI0が45レベル以下のときにRSI1~RSI3までのどれかが55レベル超
赤ドット・・・RSI0の値とRSI4の値の差が10以上
青ドット・・・RSI0の値とRSI4の値の差が10以下
基本的にはトレンドの山と谷を捉えるシグナルとして使用できますが、シグナルが1つ出たらすぐに反転する、というわけではなく連続して表示されることもあるため注意が必要です。
1時間足などの長期的な時間足では上手にトレンドの山と谷を捉えることがありますが、先述の通り、シグナルが連続して表示されることも多いため、あくまでシグナルが表示されたら反転の可能性がある、といった認識で使用すると良いかと思います。
ちなみに1分足などの短い時間足での使用は、あまりにシグナルが多くなってしまうためおすすめしません。
1分足などの短い時間足で使用するとあまりにシグナルが多く使いものにならないので、1時間足などの長い時間足で使用すると良いかと思います。
5Min_rsi_01aを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
5Min_rsi_01aのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
5Min_rsi_01aのパラメーター解説
「5Min_rsi_01a」にトレーダーが変更可能なパラメーターはありません。
入力項目 | 入力内容 |
無し |
トレーダーが変更可能なパラメータはありません。 |
どうしても変更したい場合は、MetaEditorでソースコードを直接変更すると良いかと思います。
また、デフォルトのままでは各種シグナルが小さく見づらいという場合は、「色の設定」→「幅」から大きさを変更すると良いでしょう。
まとめ
「5Min_rsi_01a」の使い方について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
白色のドットが表示されている場合、全てのRSIが55以上になっている状態。
ピンクのドットが表示されている場合、全てのRSIが45以下になっている状態。
矢印が表示されている場合、直近のRSIの値が55か45を超えている状態。
赤や青のドットが表示されている場合、RSIの動きが加速している状態。
シグナルが表示されてからすぐに価格が反転するわけではない。
「5Min_rsi_01a」は、RSIのノイズに悩まされている方に向いているインジケーターです。
また、サブウィンドウに表示するインジケーターの数を少なくして、チャートをスッキリさせたい方にも良いのではないでしょうか。
1時間足などの長期的な時間足では上手にトレンドの山と谷を捉えることがありますが、先述の通り、シグナルが連続して表示されることも多いため、あくまでシグナルが表示されたら反転の可能性がある、といった認識で使用すると良いかと思います。