価格が上昇する勢いと下降する勢いの内どちらが強いのかを2本のラインで表示するMT4インジケーター「BS_RSI」
更新日時:2020年01月25日 05:34RSIは、価格が上昇する勢いと下降する勢いの強さをもとに、現在の価格が買われ過ぎ/売られ過ぎなのかを分析するためのインジケーターで、50を超えている場合は価格が上昇傾向にあることを示しており、反対に50を下回っている場合は価格が下降傾向にあることを示しています。
「BS_RSI」は、RSIが示す値動きの方向を2本のラインで表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
価格が上昇する勢いと下降する勢いの内、どちらが強いのかを確認したい方
マルチタイムフレーム分析を行っている方
この記事では上記のような方のために「BS_RSI」の見方やパラメーターの設定方法について解説します。
BS_RSIの概要
「BS_RSI」は、設定した期間のRSIが50レベル以上・50レベル未満なのかを示唆する2本のラインをサブウィンドウに表示するMT4用のインジケーターで、デフォルトでは、期間5のRSIが50レベル以上・50レベル未満を示唆する2本のラインが表示されます。
このインジケーターを導入すると、画像のように灰色と赤色のラインが表示され、赤色のラインが天井で推移し灰色のラインが底を推移しているときは、RSIが50レベル以上であることを表し、逆に灰色のラインが天井を推移し赤色のラインが底を推移しているときはRSIが50レベル未満であることを表します。
また、このインジケーターはマルチタイムフレーム表示に対応しているため、上位足のRSIの状況を、下位足のチャートで確認することも可能です。
BS_RSIを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
BS_RSIのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
BS_RSIのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「BS_RSI」のパラメーターは、RSIを算出する時間枠を設定する項目と、RSIの算出期間を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
TF |
時間足 初期値:0 RSIを算出する時間を設定します。 |
PeriodRSI |
RSIの算出期間 初期値:5 RSIの算出期間を設定します。 |
「TF」は分単位で指定する必要があり、1分足でRSIを算出したい場合は1、4時間足で算出したい場合は240、日足で算出したい場合は1440という具合に設定します。
「TF」を0に設定した場合は、チャートを表示している時間足でRSIを算出します。
まとめ
「BS_RSI」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
赤色のラインが天井で推移している場合は、価格が下降傾向にある状態。
灰色のラインが天井で推移している場合は、価格が上昇傾向にある状態。
マルチタイムフレーム表示に対応している。
「BS_RSI」は、RSIが示している値動きの方向を一目で確認できるため、価格が上昇する勢いと下降する勢い内、どちらが強いのかを確認したい方に向いているインジケーターです。
また、マルチタイムフレーム表示にも対応しているため、複数の時間足で通貨ペアを観察したい方にもおすすめです。
RSIを使って相場観を組み立てている人は、一度試してみてはいかがでしょうか。