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移動平均線に沿ってRSIを表示するMT4インジケーター「turn_area_chart」

更新日時:2020年02月15日 12:40

turn_area_chartスクリーンショット


RSIは一定期間中の価格の上昇幅と下降幅をもとに、現在の価格が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを分析するためのオシレーターです。


一般的にRSIは、ローソク足とは別のウィンドウに表示されることが多く、MT4標準のRSIもサブウィンドウ上に表示されます。


「turn_area_chart」は、RSIを移動平均線に沿って表示するインジケーターで、次のような方に向いています。


  1. 画面サイズの都合でサブウィンドウに表示するインジケーターの数を少なくしたい方

  2. 現在の価格が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを分析したい方


上記のような方のためにこの記事では、「turn_area_chart」について解説していきます。


  1. turn_area_chartの概要
  2. turn_area_chartを表示する方法
  3. turn_area_chartのパラメーター解説
  4. まとめ

turn_area_chartの概要


「turn_area_chart」を起動すると移動平均線が赤色のライン、RSIが紫色のライン、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準がグレーのラインで表示されます。


一般的なRSIでは、50が中間水準になっていますが、このインジケーターでは移動平均線がRSIの中間水準として機能しています。


紫色のラインが上のグレーのラインを超えた場合、現在の価格が買われ過ぎであることを示しており、紫色のラインが下のグレーのラインを超えた場合は、現在の価格が売られ過ぎであることを示しています。


通常のRSI同様に、トレンド相場ではインジケーターの値が、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準を超えたままになるため注意が必要です。


turn_area_chartを表示する方法


まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

turn_area_chartのダウンロード先は以下となります。


※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。


turn_area_chart


MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。


MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法


turn_area_chartのパラメーター解説


turn_area_chartパラメーター画像


インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。


入力項目 入力内容

EMA_Period

移動平均線の算出期間


初期値:12


値に応じて価格に対する移動平均線の反応速度が変化します。

EMA_Method

移動平均線の算出方法


初期値:0


移動平均線の算出方法を設定します。

EMA_Price

移動平均線の適用価格


初期値:0


移動平均線の算出に用いる価格の種類を設定します。

RSI_Period

RSIの算出期間


初期値:21


RSIで値動きを分析する期間を設定します。

PSI_Price

RSIの適用価格


初期値:0


RSIの算出に用いる価格の種類を設定します。

Level_RSI_UP

RSIの買われ過ぎ水準


初期値:70


買われ過ぎであるかどうか判断する閾値を設定します。

Level_RSI_DN

RSIの売られ過ぎ水準


初期値:30


売られ過ぎであるかどうか判断する閾値を設定します。


移動平均線関連のパラメーターの表示は「EMA」となっていますが、EMA以外の移動平均線に設定することもでき、初期設定では単純移動平均線に設定されています。


パラメーターの項目は、通常の移動平均線とRSIのパラメーターと似たような構成になっていますので、これらのインジケーターに触れたことのある方であれば、設定で戸惑うことも少ないでしょう。


まとめ


「turn_area_chart」の見方やパラメーターの設定方法について解説してきましたが、最後に要点をまとめておきます。


  1. RSIを移動平均線に沿って表示する。

  2. 移動平均線がRSIの50のレベルに相当する。

  3. 紫色のラインがグレーのラインを超えた場合は、買われ過ぎ/売られ過ぎであることを示している。


「turn_area_chart」は、値動きの方向を確認しつつ、現在の価格が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを分析したい方に向いているインジケーターです。


使い方次第は一般的なRSIと変わりませんので、サブウィンドウを使わずにRSIを表示したい場合にもおすすめです。

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