RSIとRSIの移動平均線でトレンドを捉えるMT4インジケーターを表示する「TrendRSI_v1」
更新日時:2019年10月18日 06:59トレンドを捉えるためのインジケーターをお探しですか?
「TrendRSI_v1」は、RSIとRSIの移動平均線でトレンドの始まりを、分析するためのインジケーターで、TrendLaboratory Ltdによって開発されました。
「TrendRSI_v1」は、以下のような方に向いているインジケーターです。
トレンドを捉えたい方
RISをよく使う方
値動きの勢いを調べたい方
こういった方のために、「TrendRSI_v1」の使い方やパラメーターの設定方法について解説してきます。
TrendRSI_v1の概要
インジケーターを起動するとサブウィンドウ上にRSIがオレンジ色のライン、RSIの短期移動平均線が水色のライン、RSIの長期移動平均線がピンクのラインで表示されます。
「TrendRSI_v1」の算出方法は以下の通りです。
RSI(オレンジのライン)=「PeriodRSI」期間の値上がり幅の平均/(「PeriodRSI」期間の値上がり幅の平均+「PeriodRSI」期間の値下がり幅の平均)
RSIの短期移動平均(水色のライン)=RSIの「PeriodMAFast」期間単純移動平均
RSIの長期移動平均(ピンクのライン)=RSIの「PeriodMASlow」期間指数平滑移動平均
このように、短期移動平均線は単純移動平均で算出されますが、長期移動平均線は指数平滑移動平均で算出されています。
通常のRSIでは、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準が固定値になっており、これらの水準をRSIが越えた後、再び内側に戻ってきた時が反転のシグナルです。
一方、「TrendRSI_v1」は固定された閾値の代わりに、短期移動平均線を使用します。
RSIが短期移動平均を下から上に抜いた場合は、上昇トレンドが始まる可能性を示唆しており、RSIが短期移動平均を上から下に抜いた場合は、下降トレンドが始まる可能性を示唆しています。
長期移動平均とRSI・短期移動平均の距離が離れつつある場合、値動きが加速していることを示しています。
実際の取引で使用する前に、どの程度うまく機能するのか十分にテストを行った上で使用しましょう。
TrendRSI_v1を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TrendRSI_v1のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TrendRSI_v1のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TrendRSI_v1」のパラメーターは、「PeriodRSI」「PeriodMAFast」「PeriodMASlow」という3つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
PeriodRSI |
RSI算出期間 初期値:14 値を大きくすると、価格に対するRSIの反応が緩やかになります。 |
PeriodMAFast |
短期移動平均算出期間 初期値:8 値を大きくすると、価格に対する短期移動平均の反応が緩やかになります。 |
PeriodMASlow |
長期移動平均算出期間 初期値:45 値を大きくすると、価格に対する長期移動平均の反応が緩やかになります。 |
「PeriodMAFast」の値を「PeriodMASlow」より大きく設定しても、インジケーターの動作に支障はありませんが、ラインの役割が逆になりますので、そういった設定は避けるべきです。
RSIは標準的な設定になっていますので、必要がなければそのままの設定で使用しても問題ないでしょう。
まとめ
「TrendRSI_v1」の使い方やパラメーターの設定方法について解説しましたが、ポイントをまとめると以下の通りです。
RSIと短期移動平均の交差がシグナル
長期移動平均とRSI・短期移動平均の距離が離れている場合は、値動きに勢いがある
パラメーターの各値を大きくすると価格への反応が緩やかになる
上記のような特徴から、「TrendRSI_v1」はRSIでトレンドを捉えたい方に、向いているインジケーターと言えます。
通常のRSIでうまくエントリーできないという方は、1度試してみるとよいかもしれません。