3種類の通貨ペアのボラティリティーを同じチャートに表示するMT4インジケーター「Volatility_3_pairs」
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複数の通貨ペアのボラティリティーを、まとめて確認する方法があればと考えたことはないでしょうか。
「Volatility_3_pairs」は、3種類の通貨ペアのボラティリティーを1つのチャート上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
通貨ペアごとのボラティリティーを調べたい方
ボラティリティーの変化を確認したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Volatility_3_pairs」について解説します。
Volatility_3_pairsの概要
インジケーターを起動すると、サブウィンドウに3本のラインが表示され、青いラインはUSD/JPYのボラティリティー、緑のラインはGBP/USDのボラティリティー、赤紫のラインはGBP/JPYのボラティリティーを示しています。
「Volatility_3_pairs」は以下の方法で算出されます。
Volatility_3_pairs=高値のN期間移動平均-安値のN期間動平均
移動平均の算出方法には、単純移動平均が用いられます。
相場のボラティリティーを、正確に把握しておきたいという方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターと言えるでしょう。
それぞれの通貨ペアのボラティリティーを比較したい場合に、便利なインジケーターですが、USD/JPY・GBP/USD・GBP/JPY以外の通貨ペアに変更することはできません。
他の通貨ペアを表示したい場合は、ソースコードに変更を加える必要があるため、初心者の方には少し使いにくいかもしれません。
Volatility_3_pairsを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Volatility_3_pairsのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Volatility_3_pairsのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Volatility_3_pairs」のパラメーターは、移動平均線の算出期間を設定する項目のみで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
VolatilityPeriod |
平滑化期間 初期値:5 単純移動平均線の算出期間を設定します。 |
「VolatilityPeriod」は、移動平均線の算出期間を設定するための項目です。
設定した値に応じてボラティリティーがインジケーターに反映される期間が変化します。
まとめ
「Volatility_3_pairs」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
3種類の通貨ペアのボラティリティーを1つのチャート上に表示する。
青いラインはUSD/JPYのボラティリティー。
緑のラインはGBP/USDのボラティリティー。
赤紫のラインはGBP/JPYのボラティリティー。
「Volatility_3_pairs」はチャートを切り替えずに、複数の通貨ペアのボラティリティーを確認できる状態にしておきたい方に向いているインジケーターです。
通貨ペアを指定できないため、用途が限られてしまいますが、USD/JPY・GBP/USD・GBP/JPYを取引している方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。