平滑化処理を施したMFIを表示するMT5インジケーター「MFI_smoothed」
更新日時:2019年01月04日 04:47
ボリュームはどの程度活発に取引が行われているのかを示すインジケーターで、分析に取り入れたいと考えている方もいるのではないでしょうか?
この記事で紹介するMFI(Money Flow Index)は、買いと売りどちらの方に資金が流れているのかを示すインジケーターで、株式市場では株価と出来高を基に算出されますが、FXでは出来高の代わりにボリュームが使用され、以下の方法で算出されます。
TP = (高値+安値+終値) / 3
MF = TP × ボリューム
PMF = TPが前日より上昇したn日のMF合計
NMF = TPが前日と比較し変わらなかったもしくは下落したn日のMFの合計
MR = PMF / NMF
MFI = 100 ― (100 / (1 + MR))
使い方はRSIによく似ており20以下で売られ過ぎの可能性、80以上で買われ過ぎの可能性を示しています。
MFI_smoothedを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでMFI_smoothedが表示されました。
MFI_smoothedのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
MFI period |
MFIを算出する期間 |
Smoothing period |
平滑化する期間 |
Volumes |
計算に使用するボリューム |
通常のMFIはMT5に標準でインストールされており、「インジケーター」→「ボリューム系」→「Money Flow Index」をチャートにドラッグ&ドロップすることで表示できますが、MFI_smoothedは、上記の方法で算出された通常のMFIに平滑化処理を施したものになっています。
株式市場で使用されるMFIは出来高を考慮していることから、RSIと比較して相場の天井と底を捕えやすいといわれています。
しかし、FXの場合出来高ではなくボリュームを使用するという違いがある為、実際に為替相場で機能するかどうかは十分に検証してからトレードに組み込む必要がありそうです。
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