ボリュームの変化をマルチタイムフレーム表示できるMT5インジケータ-「SVSI_MTF」
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長期的な値動きを考慮しながら、トレンドの反転を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「SVSI_MTF」は、SVSIをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
長期的な値動きやボリュームを考慮しながら取引したい方
トレンドの転換を分析したい方
マルチタイムフレーム分析を取り入れたい方
この記事では「SVSI_MTF」について詳しく解説します。
SVSI_MTFの概要
SVSIは、値動きとボリュームの両方を考慮したオシレーターです。
SVSIの値が買われ過ぎ水準を超えている場合は、値動きが下に転換する可能性を示唆しています。
反対に、買われ過ぎ水準を超えている場合は、上に転換するシグナルです。
「SVSI_MTF」は、時間枠の異なる3種類のSVSIをまとめて表示。
初期設定では赤が1時間のSVSI、 緑が4時間のSVSI、青が1日に設定されています。
「SVSI_MTF」を使用すれば、自身がメインで取引をしている時間枠のシグナルが、より長期の時間枠のシグナルに逆らったものではないかを確認できます。
そのため、勝率の低いエントリーを避けられるでしょう。
SVSI_MTFを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SVSI_MTFのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SVSI_MTFのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
EMA period |
EMAの期間 初期値:6 指数平滑移動平均の算出期間を設定します。 |
Smooting |
平滑化の程度 初期値:14 平滑化する期間を設定します。 |
Overbought |
買われ過ぎ水準 初期値:80.0 買われ過ぎと判断する水準を設定します。 |
Middle |
中間水準 初期値:50.0 中間水準を設定します。 |
Oversold |
売られ過ぎ水準 初期値:20.0 売られ過ぎと判断する水準を設定します。 |
Drawing mode |
描写の種類 初期値:DRAW_MODE_STEPS SVSIの描写方法を設定します。 |
First SVSI timeframe |
1番目のSVSIの時間枠 初期値:PERIOD_H1 1番目のSVSIに適用する時間枠を設定します。 |
Second SVSI timeframe |
2番目のSVSIの時間枠 初期値:PERIOD_H4 2番目のSVSIに適用する時間枠を設定します。 |
Third SVSI timeframe |
3番目のSVSIの時間枠 初期値:PERIOD_D1 3番目のSVSIに適用する時間枠を設定します。 |
「EMA period」は、指数平滑移動平均の算出期間を設定するための項目です。
長い期間に設定すると、長期的な値動きがSVSIに反映されます。
また、ここで設定した算出期間がすべてSVSIに適用されます。
「First SVSI timeframe」「Second SVSI timeframe」「Third SVSI timeframe」は、それぞれのSVSIに適用する時間枠を設定するための項目です。
チャートの設定に関係なく、ここで指定した時間枠でSVSIを算出します。
まとめ
「SVSI_MTF」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
時間枠の異なる3種類のSVSIを表示する。
買われ過ぎ・売られ過ぎ水準に到達した場合、値動きが反転する可能性がある。
「SVSI_MTF」、長期的な値動きに逆らわないタイミングでエントリーしたい方に向いているインジケーターです。
SVSIをよく使用する方は、導入を検討してみると良いでしょう。