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ボリュームのモメンタムを表示するMT5インジケーター「SVSI」

更新日時:

SVSIスクリーンショット

値動きにボリュームが伴っているかどうかを、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「SVSI」は、ボリュームの変化の勢いを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. ボリュームを考慮しながら値動きの転換を分析したい方

  2. ボリュームの変化の勢いを分析したい方

上記のような方のためにこの記事では、「SVSI」について解説します。

  1. SVSIの概要
  2. SVSIを表示する方法
  3. SVSIのパラメーター解説
  4. まとめ

SVSIの概要

「SVSI」(Slow Volume Strength Index)は、ボリュームのモメンタムを算出するオシレーターです。

「SVSI」のボリュームは、株式の出来高とは異なり、1本の足が形成される間に何回価格が動いたのかをカウントをしたもので、ティックボリュームと呼ばれています。

モメンタムは本来価格の動きの方向と勢いを追跡する為の指標ですが、「SVSI」ではティックボリュームの増加・減少とその勢いを表示。

「SVSI」が20を下回ると売られ過ぎを示唆し、80を上回ると買われ過ぎを示唆しています。

「SVSI」が中間線を下から上に抜けた場合は、上昇の可能性を示し、上から下に抜けた場合は下降の可能性を示しています。

インジケーターの見方は、通常のモメンタムと類似ているので、モメンタムを使用したことがある方であれば、使い方で戸惑うことは少ないでしょう。。

ボリュームの増減とその勢いを追跡するという、あまり見かけないタイプのインジケーターですが、使い方によっては価格とボリュームの関係に新しい知見を与えてくれるかもしれません。

SVSIを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

SVSIのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

SVSI

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

SVSIのパラメーター解説

SVSIパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

EMA period

EMAの期間

初期値:6

平滑移動平均の算出期間を設定します。

Smooting

平滑化期間

初期値:14

SVSIを平滑化する期間を設定します。

Overbought

買われ過ぎ水準

初期値:80.0

買われ過ぎと判断する水準を設定します。

Middle

中間水準

初期値:50.0

値動きの転換を判断する水準を設定します。

Oversold

売られ過ぎ水準

初期値:20.0

売られ過ぎと判断する水準を設定します。

「EMA period」は、指数平滑移動平均の算出期間を設定するための項目です。

短い期間に設定すると「SVSI」の反応速度が速くなり、長い期間に設定すると緩やかになります。

「Smooting」は、「SVSI」の平滑化期間を設定するための項目です。

長い期間に設定するほど平滑化の度合いが強くなるため、インジケーターとノイズが減少します。

「Overbought」「Oversold」は、買われ過ぎ・売られ過ぎ水準を設定するための項目です。

ダマしのシグナルが多い場合は調整すると良いでしょう。

まとめ

「SVSI」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. ボリュームを考慮したモメンタムを表示する。

  2. 20を下回る場合は売られ過ぎ、80を上回る場合は買われ過ぎと判断する。

  3. 中間水準とクロスした場合は、値動きが転換したことを示している。

「SVSI」は、ボリュームを考慮して値動きの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。

通常のモメンタムの様に実際に機能するのかは不明ですが、ボリューム分析を取り入れている方にとっては興味深いインジケーターなのではないでしょうか。

値動きにボリュームが伴っているかどうかを確認したい方は、導入を検討してみると良いでしょう。