ATR・ウィリアム％Rに基づくシグナルを指定した時間枠で表示するMT5インジケータ－「HLCrossSigForWPR_HTF」

更新日時：2021年02月06日 23:09

トレンドのどこで利益確定や損切りをすべきか迷った経験はないでしょうか。

「HLCrossSigForWPR_HTF」は、トレンド相場におけるエントリーやエグジットのタイミングを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. エントリーのタイミングを分析したい方

2. 損切りのタイミングを分析したい方

3. 利益確定のタイミングを分析したい方

この記事では「HLCrossSigForWPR_HTF」について詳しく解説します。

1. HLCrossSigForWPR_HTFの概要
2. HLCrossSigForWPR_HTFを表示する方法
3. HLCrossSigForWPR_HTFのパラメーター解説
4. まとめ

HLCrossSigForWPR_HTFの概要

HLCrossSigForWPRはATRやウィリアム％Rをもとに、トレンドの方向やエントリーのタイミングを表示するインジケーターで、HLCrossSigForWPRに機能を追加したものがこの記事で紹介する「HLCrossSigForWPR_HTF」です。

パラメーターの項目や機能的な面はほとんどHLCrossSigForWPRと同じなので、HLCrossSigForWPRを使ったことのあるトレーダーであれば、使い方やパラメーターの設定で戸惑うことは少ないでしょう。

「HLCrossSigForWPR_HTF」はHLCrossSigForWPRに、マルチタイムフレーム機能を追加したインジケーターで、設定した時間枠をもとに算出された結果が表示され、エントリーに関する情報の他、損切りや利益確定水準などが表示されます。

矢印はエントリーする方向を示しており、水色の上向きの矢印は買いエントリーのシグナルで、グリーンの十字付きの丸はエントリー時点で利益確定の注文を入れる水準を示しています。

下向きのピンクの矢印は売りエントリーのシグナルで、赤い十字付きの丸は売りエントリー時点での利益確定水準です。

また、売りでエントリーした場合には、ピンクのドットを価格がブレイクする限りポジションを保有し続けた方が良いとされています。

反対に買いエントリーの場合は、水色のドットを価格がブレイクし続ける限りポジションを保有し続ける必要があります。

グリーンのひし形と赤のひし形は損切りの水準を示すもので、グリーンは買いポジションの損切り水準、赤は売りポジションの損切水準を示しており、価格の動きに合わせてトレーリングしていきます。

レンジ相場内ではダマしのシグナルが多くなるため、相場にトレンドが存在している場合にだけ使用した方が良いかもしれません。

HLCrossSigForWPR_HTFを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

HLCrossSigForWPR_HTFのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「Период графика」は、HLCrossSigForWPR_HTFを算出する時間枠を設定するための項目です。

4hoursに設定した場合、チャートの時間枠に関係なく4時間足で算出した結果を表示します。

「Максимальный риск в пипсах для расчета уровня входа исходя из уровня ближайшего MAX/MIN」は、許容損失を設定するための項目で、pips単位で設定します。

「Параметр для постановки Тейка」は、利益確定水準を設定するための項目で、許容損失に対する比率で設定します。

まとめ

「HLCrossSigForWPR_HTF」の特徴をまとめると以下の通りです。

1. エントリーのタイミングやイグジット水準を表示する。

2. 矢印はエントリーのタイミングを示しており、十字付きの丸は利益確定水準。

3. 損切り水準にはひし形が表示される。

「HLCrossSigForWPR_HTF」は、トレンド相場におけるエントリーやイグジットのタイミングを分析したい方に向いているインジケーターです。

メジャーなインジケーターではないため、実際に使用する前に、十分なバックテストの実施をおすすめします。