プライスアクションのパターンを検出して矢印を表示するMT5インジケーター「Key_Reversal」
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エントリーのタイミングを表示してくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Key_Reversal」は、矢印でエントリーのタイミングを表示するインジケーターで次のような方に向いています。
エントリーのタイミングを分析したい方
エントリーの方向を分析したい方
プライスアクション・トレードを行っている方
この記事では「Key_Reversal」について詳しく解説します。
Key_Reversalの概要
プライスアクション・トレードとは、値動きそのものを分析するテクニカル分析の一種で、国外では根強い人気のある手法のひとつです。
国内でもプライスアクション・トレードに焦点を当てた書籍が出版されたこともあり、知っているという方もいるのではないでしょうか?
「Key_Reversal」は、プライスアクションの型の一種であるキー・リバーサルを検出して矢印を表示するインジケーターです。
キー・リバーサルには、キー・リバーサル・トップとキー・リバーサル・ボトムの2つがあり、トレンド反転のシグナルとされるパターンです。
キー・リバーサル・トップとは、直近の足から数えて、2番目と3番目の足が陽線になっており、直近の足が陰線になっているパターンを指します。
加えて、陰線になっている直近の足の高値が前2本の陽線の高値を上回っており、直近の終値が1つ前の終値より下で引いている必要があります。
上記の条件を満たしたパターンをキー・リバーサル・トップと呼び、相場が弱気になる可能性を示すシグナルとされています。
キー・リバーサル・ボトムはその逆になり、相場が強気になる可能性を示すシグナルです。
プライスアクション・トレードでは、足の配置パターンをシグナルとして使用しますが、パターンだけに頼ってもダマしが多くなってしまうので、他の分析と組み合わせた上で、使用することをおすすめします。
Key_Reversalを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Key_Reversalのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Key_Reversalのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Trend detection period |
検出期間 初期値:2 トレンドを検出する期間を設定します。 |
Use trend detection filter |
トレンド検出フィルタを使用する/しない 初期値:Yes Noに設定するとトレンド検出フィルタが無効になります。 |
Show alerts |
アラートを使用する/しない 初期値:Yes Noに設定するとアラートが無効になります。 |
Send mails |
メールを送信する/しない 初期値:No Yesに設定するとメールアラートが有効になります。 |
Send push - notifications |
モバイル端末へ通知する/しない 初期値:Yes Noに設定するとモバイル通知が無効になります。 |
「Trend detection period」は、キー・リバーサルでトレンドの方向を検出する期間を設定するための項目です。
あまり大きな値に設定してしまうと、キー・リバーサルの意味がなくなるので注意しましょう。
「Use trend detection filter」は、トレンド検出フィルタを使用するか否かを設定するための項目です。
Yesに設定するとフィルタが有効になり、Noに設定すると無効になります。
まとめ
「Key_Reversal」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
キー・リバーサルを検出して、エントリーの方向を矢印で表示する。
買いエントリーの場合は上向きの矢印、売りエントリーの場合は下向きの矢印を表示する。
「Key_Reversal」は、エントリーのタイミングを分析したい方に向いているインジケーターです。
また、キー・リバーサルがどの程度うまく機能するのかを、バックテストで確認したい方にとっても便利なインジケーターと言えるでしょう。