SAR・RSI・移動平均線のシグナルを複数の時間枠で表示するMT5インジケータ－「SignalTable_Sar_RSI_MA」

更新日時：2021年02月06日 22:41

複数の時間枠のトレンドを一度に確認できないだろうかと考えたことはないでしょうか。

「SignalTable_Sar_RSI_MA」は、時間枠別のトレンドをまとめて表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 時間枠別のトレンドをまとめて確認したい方

2. 複数のインジケーターを組み合わせてトレンドを分析している方

この記事では「SignalTable_Sar_RSI_MA」について詳しく解説します。

1. SignalTable_Sar_RSI_MAの概要
2. SignalTable_Sar_RSI_MAを表示する方法
3. SignalTable_Sar_RSI_MAのパラメーター解説
4. まとめ

SignalTable_Sar_RSI_MAの概要

MT5インジケーターの中には、複数のインジケーターを組み合わせシグナルだけを表示するタイプのものがあり、「SignalTable_Sar_RSI_MA」もその中の一つです。

「SignalTable_Sar_RSI_MA」は、SAR・RSI・移動平均線が発するシグナルを時間枠別に表示します。

このインジケーターを使用するためには、terminal_data_folder\MQL5\Includeフォルダー内にGetFontName.mqhをコピーする必要があり、後述するインジケーターのダウンロードページで入手することができますので、コピーしていない場合はインジケーターと一緒にダウンロードしておきましょう。

インジケーターのシグナルは本来色つきの矢印で表示されるようですが、インジケーターの不具合か筆者の環境によるものかは不明ですが、色つきの四角形で表示されました。

インジケーターを起動すると、上昇トレンドの場合は水色、持ち合い相場やトレンドが存在しない場合はグレー、下降トレンドの場合はピンクのマーカーが指標ごとに表示されます。

SignalTable_Sar_RSI_MAを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

SignalTable_Sar_RSI_MAのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「info1」から「Номер бара для получения сигнала iSAR」までの項目は、SAR関連のパラメーターで、一般的なSARと同様の構成になっています。

「info1」の最後にある「Номер бара для получения сигнала iSAR」は、SARのシグナルを表示するために必要な期間を設定するための項目で、ローソク足の本数で指定します。

同様に「Номер бара для получения сигнала Мувингов」と「Номер бара для получения сигнала RSI」は、MAとRSIのシグナルを表示するために必要な期間を設定するための項目です。

「угол расположения」は、インジケーターを表示する角を設定するための項目で、初期設定では左下になっていますが、ほかの角に変更することもできます。

まとめ

「SignalTable_Sar_RSI_MA」の特長は以下の通りです。

1. SAR・RSI・移動平均線が発するシグナルを時間枠別に表示する。

2. 上昇トレンドでは水色、持ち合い相場ではグレー、下降トレンドではピンクのマーカーが表示される。

「SignalTable_Sar_RSI_MA」は、複数の時間枠の大まかなトレンドを確認したい方に向いているインジケーターです。

各インジケーターの表示そのものは必要なく、シグナルだけ確認できれば良いという方にとっては、マルチタイムフレーム分析もできる便利なインジケーターなのではないでしょうか。