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トレンドの発生や減速をヒストグラムで表示するMT5インジケーター「gator」

更新日時:

gatorスクリーンショット

トレンドの始まりを、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「gator」は、アリゲーターをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. トレンドを捉えたい方

  2. トレンドがいつ終わるのか分析したい方

  3. トレンドフォロー系の手法を使用している方

上記のような方のためにこの記事では、「gator」について解説します。

  1. gatorの概要
  2. gatorを表示する方法
  3. gatorのパラメーター解説
  4. まとめ

gatorの概要

「gator」を起動すると、サブウィンドウ上に緑と赤のヒストグラムが表示され、これらのヒストグラムはアリゲーターの「アゴ」と「歯」のラインの収束と発散の度合いを示しています。

「gator」の算出方法は以下の通りです。

中間値=(高値+安値)/2

アゴ=13期間平滑化移動平均線を8期間右にシフト

歯=8期間平滑化移動平均線を5期間右にシフト

上のヒストグラム=アゴー歯

下のヒストグラム=(歯-アゴ)の絶対値

プラス圏のヒストグラムは、前のヒストグラムよりも値が増加している場合は緑色で表示され、減少している場合は赤色で表示されます。

マイナス圏のヒストグラムは、前のヒストグラムよりも値が減少している場合に緑色で表示され、増加している場合は赤色で表示されます。

「gator」によって表示されるヒストグラムの幅広がってきている場合は、トレンドが発生している可能性を示しており、幅が狭まっている場合はトレンドの勢いが衰えているかトレンドが存在しない可能性を示しています。

gatorを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

gatorのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

gator

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

gatorのパラメーター解説

gatorパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

Jaws period

アゴの算出期間

初期値:13

アゴのラインの算出期間を設定します。

Jaws shift

アゴのシフト

初期値:8

アゴのラインの表示位置が変化します。

Teeth period

歯の算出期間

初期値:8

歯のラインの算出期間を設定します。

Teeth shift

歯のシフト

初期値:5

歯のラインの表示位置が変化します。

Lips period

口の算出期間

初期値:5

口のラインの算出期間を設定します。

Lips shift

口のシフト

初期値:3

口のラインの表示位置が変化します。

Moving average method

移動平均算出方法

初期値:MODE_SMMA

移動平均の種類を設定します。

Applied price

適用価格

初期値:PRICE_MEDIAN

移動平均の算出に用いる価格の種類を設定します。

「Jaws period」「Teeth period」「Lips period」は、それぞれのラインの算出期間を設定するための項目です。

小さな値に設定すると値動きに対するラインの反応速度が速くなり、大きな値に設定すると反応が緩やかになり長期的な値動きが反映されます。

まとめ

「gator」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. アリゲーターをベースにしている。

  2. ヒストグラムの幅広がっている場合、トレンドが発生した可能性を示唆している。

  3. ヒストグラムの幅が狭まっている場合、トレンドの勢いが衰えつつあることを示唆している。

「gator」は、トレンドの始まりと終わりを分析したい方に、向いているインジケーターです。

パラメーターの項目はアリゲーターと共通のものになっていますので、アリゲーターに触れたことのある方であれば、設定に戸惑うことも少ないかと思います。