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Aroon upとAroon downの差をヒストグラムで表示するMT5インジケーター「Aroon_filter」

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Aroon_filterスクリーンショット

現在の相場に、トレンドが存在するかどうかを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「Aroon_filter」は、Aroonをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. トレンドと有無を分析したい方

  2. トレンドの方向を分析したい方

この記事では「Aroon_filter」について詳しく解説します。

  1. Aroon_filterの概要
  2. Aroon_filterを表示する方法
  3. Aroon_filterのパラメーター解説
  4. まとめ

Aroon_filterの概要

Aroonは、Aroon upとAroon downの2本のラインから構成されるトレンドフォロー系のインジケーターです。

DMIと似ており、トレンドの転換点やトレンドの有無を調べることができます。

「Aroon_filter」は、Aroon upとAroon downの差をもとに算出されます。

Aroon up=(n期間―n期間中の最高値から直近までの足の数)/n期間×100

Aroon down=(n期間―n期間中の最安値から直近までの足の数)/n期間×100

Aroon filter = Aroon up―Aroon down

「Aroon_filter」は、上昇トレンド・下降トレンドの強さをヒストグラムで表示します。

緑のヒストグラムは上昇トレンドの可能性を示し、赤のヒストグラムは下降トレンドの可能性を示しています。

「Aroon_filter」の値が閾値を下回る場合、グレーのヒストグラムを表示。

通常のAroonでも、Aroon upとAroon downの間の幅を見れば同様の情報を得ることができますが、「Aroon filter」を使用することで、視覚的により分かり易くすることができるでしょう。

ただし、Aroonの重要水準である70~100にAroon up/Aroon downが到達しているかどうかを、「Aroon filter」では確認できない点に注意が必要です。

Aroon_filterを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Aroon_filterのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Aroon_filter

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Aroon_filterのパラメーター解説

Aroon_filterパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

Period

算出期間

初期値:10

Aroon filterを算出する期間を設定します。

Filter

トレンドを判定する閾値

初期値:25.0

ヒストグラムの色が変化する水準を設定します。

「Period」は、「Aroon_filter」の算出期間を設定するための項目です。

設定した値に応じて、「Aroon_filter」に反映される値動きの期間が変化します。

「Filter」は、フィルタの閾値を設定するための項目です。

ここで設定した値よりも、「Aroon filter」の値が低い場合には、ヒストグラムがグレーで表示されます。

まとめ

「Aroon_filter」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. Aroon upとAroon downの差を算出する。

  2. 緑色のヒストグラムは上昇トレンドのシグナル。

  3. 赤色のヒストグラムは下降トレンドのシグナル。

「Aroon_filter」は、相場にトレンドが存在するかどうかを、分析したい方に向いているインジケーターです。

実際の取引で使用する前に、どの程度うまく機能するのかを、確認した方が良いでしょう。