ボリュームと価格を基にしたマッチライン風のMT5インジケータ－を表示する「i-KlPrice_Vol_Direct」

更新日時：2021年02月13日 18:59

平均足のように、トレンドの方向を確認できるインジケーターがあればと考えたことがないでしょうか。

「i-KlPrice_Vol_Direct」は、次のような方に向いています。

1. トレンドの向きを確認したい方

2. 現在の相場が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを分析したい方

この記事では、「i-KlPrice_Vol_Direct」について詳しく解説します。

1. i-KlPrice_Vol_Directの概要
2. i-KlPrice_Vol_Directを表示する方法
3. i-KlPrice_Vol_Directのパラメーター解説
4. まとめ

i-KlPrice_Vol_Directの概要

トレンドの方向を示すインジケーターには、平均足やマッチラインといったものがありますが、「i-KlPrice_Vol_Direct」は、ケルトナーチャネル、価格、ボリュームをもとに算出した値をマッチラインのように表示するインジケーターです。

「i-KlPrice_Vol_Direct」を使用するにはSmoothAlgorithms.mqhをterminal_data_folder\MQL5\Includeフォルダ内にコピーする必要があり、後述のインジケーターのダウンロードページから入手することができます。

インジケーターが0より高い水準で推移している場合、買われ過ぎレベル2より低いヒストグラムは青、高いヒストグラムは水色で表示。

マッチの頭の部分は前のヒストグラムと比較し増加している場合は緑のドット、減少している場合はピンクのドットで表示されます。

一方、インジケーターの値が0より低い水準で推移している場合、売られ過ぎレベル2より高いヒストグラムは茶色、低いヒストグラムは赤で表示。

マッチの頭の部分はプラス圏と同様に、増加している場合は緑、減少している場合はピンクで表示されます。

インジケーターの値がプラス圏で増加している場合は、現在の相場が上昇トレンドである可能性を示唆し、反対にマイナス圏でインジケーターの値が減少している場合は相場が下降トレンドにある可能性を示唆しています。

i-KlPrice_Vol_Directを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

i-KlPrice_Vol_Directのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「параметр усреднения мувинга」と「параметр сглаживания размера свеч」は、平滑化パラメーターを設定するための項目です。

T3などの一部の移動平均を選択した場合に有効になります。

「ценовая константа」は適用価格を設定するための項目で、12種類の価格の中から選択します。

まとめ

「i-KlPrice_Vol_Direct」の特長は次の通りです。

1. ケルトナーチャネル、価格、ボリュームをもとにしたマッチラインのようなインジケーター。

2. 値がプラス圏で増加している場合、上昇トレンドのシグナル。

3. マイナス圏で減少している場合、下降トレンドのシグナル。

「i-KlPrice_Vol_Direct」は、トレンドを分析したい方に適したインジケーターです。

急激な値動きの後はしばらくインジケーターが機能しなくなるため、そういった場面での使用は避けるようにしましょう。