ケルトナーチャネル・価格・ボリュームを考慮したトレンドフォロー型のMT5インジケータ－「i-KlPrice_Vol」

更新日時：2021年02月13日 19:00

ボリュームを考慮して、トレンドを分析する方法があればと考えたことはないでしょうか。

「i-KlPrice_Vol」は、次のような方に向いているインジケーターです。

1. ボリュームを考慮してトレンドを分析したい方

2. トレンドが終わるタイミングを分析したい方

以上のような方のためにこの記事では、「i-KlPrice_Vol」について解説します。

1. i-KlPrice_Volの概要
2. i-KlPrice_Volを表示する方法
3. i-KlPrice_Volのパラメーター解説
4. まとめ

i-KlPrice_Volの概要

ボリュームは取引の活況度を示す指標として使用される場合があり、MT5用のインジケーターにもボリュームそのものを表示するものの他、ボリュームと他の指標を組み合わせたインジケーターも開発されています。

「i-KlPrice_Vol」もその中の一つです。

「i-KlPrice_Vol」はケルトナーチャネルと価格、ボリュームをもとに算出されます。

このインジケーターを使用するためにはSmoothAlgorithms.mqhをterminal_data_folder￥MQL5￥Includeフォルダにコピーする必要があり、後述のインジケーターをダウンロードするページで入手することができますので、コピーしていない場合は一緒に入手しておきましょう。

インジケーターの値がプラス圏にある場合、買われ過ぎレベル2より低いヒストグラムは青、買われ過ぎレベル2より高いヒストグラムは水色で表示。

買われ過ぎレベル2は150、買われ過ぎレベル1は20設定されています。

一方、インジケーターの値がマイナス圏で推移している場合、売られ過ぎレベル2より高いヒストグラムは茶色、売られ過ぎレベル2より低いヒストグラムは赤で表示。

売られ過ぎレベル2は－150、売られ過ぎレベル1は－20設定されています。

インジケーターの値がプラス圏で増加している場合、その時の相場が上昇トレンドである可能性を示しており、反対にマイナス圏で減少している場合、相場が下降トレンドである可能性を示しています。

i-KlPrice_Volを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

i-KlPrice_Volのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「метод усреднения мувинга」「метод усреднения размера свеч」は、平滑化方法を設定するための項目です。

単純移動平均や指数平滑移動平均のような一般的な移動平均のほか、T3や適応移動平均なども選択できます。

「сдвиг индикатора по горизонтали в барах」は、インジケーターのオフセットを設定するための項目です。

設定した値に応じて、i-KlPrice_Volの表示位置が左右に移動します。

まとめ

「i-KlPrice_Vol」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

1. ケルトナーチャネルと価格、ボリュームをもとに算出。

2. 買われ過ぎレベル2より低いヒストグラムは青、買われ過ぎレベル2より高いヒストグラムは水色で表示。

3. 売られ過ぎレベル2より高いヒストグラムは茶色、売られ過ぎレベル2より低いヒストグラムは赤で表示。

「i-KlPrice_Vol」は、ボリュームを考慮してトレンドを分析したい方に向いているインジケーターです。

レンジ相場ではインジケーターの振り幅が小さくなりダマしも多くなるため、動意が薄い相場での使用は避けた方が良いでしょう。