3本のラインでトレンドの方向を表示するMT5インジケータ-「TIA」
更新日時:2019年02月12日 18:10
トレンド系のインジケーターにDMI・ADXというものがあり、DMIはTRUE RANGEという前の終値と現在の高値・安値を比較した値を基に、+DIと-DIという2本のラインで構成されるインジケーターで、ADXは+DIと-DIの差の絶対値を+DIと-DIの合計で割ったものの移動平均でトレンドの強さを測る指標です。
この記事で紹介するTIAもUpとDown・Differenceという3本のラインで構成されるDMIに似たインジケーターで、以下の方法で算出されます。
現在の終値が前の終値より高かった場合
Up=前のUpの値+1、Down=0
現在の終値が前の終値より低かった場合
Up=0、Down=前のDownの値+1
UpとDonwの移動平均がインジケーターとして表示されます。
Difference=Upの移動平均-Downの移動平均
TIAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでTIAが表示されました。
TIAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
Period |
計算期間 |
Method |
平滑化方法 |
使い方もDMIに似ており、UpラインがDownラインより高い水準で推移している場合は相場が上昇トレンドにある可能性を示し、DonwラインがUpラインより高い水準で推移している場合には相場が下降トレンドにある可能性を示しています。
DifferenceについてはADXのようにトレンドの強さを測るというより、相場の向かっている方向を示す為の指標の様です。
DMIと比較すると、少しノイズが多いように感じますが、使いにくいという程ではないので、DMIが自分には合わなかったという方は、試してみる価値のあるインジケーターなのではないかと思います。
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