ボラティリティと値動きの方向を表示するMT5インジケーター「colortrend_cf」
更新日時:2021年12月01日 04:15相場のボラティリティと値動きの方向を、まとめて分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「colortrend_cf」は、ボラティリティを表示するオシレーターで、次のような方に向いています。
トレンドフォロー系の手法を使用している方
相場のボラティリティを分析したい方
値動きの方向を分析したい方
以上のような方のためにこの記事では、「colortrend_cf」について詳しく解説します。
colortrend_cfの概要
「colortrend_cf」を起動すると、サブウィンドウ上に緑とピンクのオシレーターが表示されます。
「colortrend_cf」の算出方法は以下の通りです。
dprice=直近の価格−1つ前の価格
dprice>0の場合、x_p=直近のdprice、y_p=直近のx_p+1つ前のy_p
dprice≦0の場合、x_n=−直近のdprice、y_n=直近のx_n+1つ前のy_n
アッパーライン=(x_pの「Period_」期間合計−y_nの「Period_」期間合計)/0.00001(円クロスの場合は0.001)
ロワーライン=(x_nの「Period_」期間合計-y_pの「Period_」期間合計)/0.00001(円クロスの場合は0.001)
オシレーターの幅が広いほど、ボラティリティも高い状態です。
また、価格が上昇している場合は緑色、下降している場合はピンクで表示されます。
インジケーターの振り幅が小さい場合は、トレンドが存在していない可能性を示唆しています。
colortrend_cfを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
colortrend_cfのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
colortrend_cfのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「colortrend_cf」のパラメーターは、算出期間を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
Period_ |
算出期間 初期値:16 「colortrend_cf」の算出期間を設定します。 |
「Period_」は、「colortrend_cf」の算出期間を設定するための項目です。
短い期間に設定すると、短期的なボラティリティがインジケーターに反映されます。
反対に長い期間に設定すると、長期的なボラティリティが反映されます。
まとめ
「colortrend_cf」について解説してきましたがポイントをまとめると以下のようになります。
相場のボラティリティを表示する
価格が上昇している場合は緑色で表示される
価格が下降している場合はピンクで表示される
「colortrend_cf」は、相場のボラティリティと値動きの方向を一緒に分析したい方に向いているインジケーターです。
「colortrend_cf」単体で、エントリーのタイミングを分析するのは難しいので、使用する際はほかのインジケーターと組み合わせて使用した方が良いでしょう。