フランス政財界の重鎮、続々とマクロン氏支持を表明。ルペン氏、事実上終戦か?
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5月7日のフランス大統領選の決選投票に進んだルペン氏ですが、早くも苦境に立たされています。
オランド大統領や敗退候補が相次いでマクロン氏支持を表明、『反ルペン』での結束を呼び掛けただけでなく、『反ルペン』的な立場を表明する経済界の大物も続出した事で、かなり厳しい情勢になりつつあります。
これを受けてルペン氏は、FNの党首をいったん辞任して、選挙戦に専念するとの発表を行いましたが、これにどれほど効果があるのかは不透明です。
世論調査などを見ますとルペン氏が決選投票で勝つ可能性は無きに等しい情勢と言う事は言え、その安心感から為替市場はリスクオン的な値動きとなっています。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:109.753
高値:111.181
安値:109.587
終値:111.069
131.6pips(高値から安値:159.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.186
チャート画像青の点線
短期トレンドの直近安値。
108.362~108.580
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.398~109.122
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
108.749~10.279
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.785~109.041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.918~109.082
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.976~109.408
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.412~109.820
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
109.623~110.581
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
111.254~111.516
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
4月26日のドル円相場は、ほぼ終日にわたって上昇傾向で推移、111代に乗せて引けています。
直近の中期トレンド(オレンジ色のラインで描いた波)は、『ML1』~『MH2』にかけて安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドを形成している状態にありました。
その一方で、4月24日~4月25日早朝の値動き(MH2~ML3へ至る値動き)を分解すると青いラインで描いた波のように分解する事が出来ます。MH2~ML3へ至る青いラインで描いた値動きは高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの形状になっている事が見て取れます。
『主要(中期トレンド:オレンジ色の波)なトレンドに対して、一回り小さい(短期トレンド:青い波)トレンドが一旦逆行』し、『一回り小さい(短期トレンド:青い波)トレンドが再度主要なトレンドの方向性と合致したタイミング』で仕掛ける事を押し目買いと言う・・・と言うお話をこのブログではしつこいくらいに書いているのですが、昨日のチャートは正にこの状態にありました。
上記の前提の中で、ロングのエントリーを仕掛けるチャンスが2回ありました。以下にそれぞれについて解説して行きます。
まず、1回目のチャンスは、チャート画像『E1』の地点となります。
昨日の寄り付き直後の状況としては、中期トレンド並びに短期トレンドに対して引いたトレンドラインによって形成される三角持合いの状態にありました。
『E1』の地点でのエントリーは、この三角持合いを抜けたタイミングでのエントリーとなり、かなり早いタイミングで入る事が出来たポイントであると言えます。
難があるとすれば、持合いを抜ける時の抜け方が、横滑りするような形で抜けている為、エントリーに逡巡してしまうという事もあったように思われ、エントリーには多少の度胸も必要であったという点が挙げられるかと思います。
2回目のチャンスは、チャート画像『E2』の地点となります。
『E2』の地点でのエントリーは、『MH2』~『ML3』へと至る短期下落トレンド(青い線で描いた波)のラス戻り高値を上抜き、短期下落トレンドを崩したタイミングでのエントリーであり、波の性質を使ったエントリーと言う意味では、分かり易いタイミングでのエントリーと言えます。
こちらのエントリーの何点を挙げるとすれば、中期トレンドの直近高値『110.581』まで30pips強しか距離が無いという点が挙げられます。
結果的には、『110.581』を抜けて行っていますが、抜けて行かない事もあるという事を念頭に置きながら、逃げる準備をして行く必要性はあったという事は言えようかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:119.268
高値:121.636
安値:119.053
終値:121.360
+209.2pips(高値から安値:258.3pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
114.902
チャート画像青の点線
短期トレンドの直近安値。
116.011~116.463
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月19日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
116.517~116.874
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
116.518~117.593
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
117.422~118.756
チャート画像緑の実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
117.490~118.053
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
118.685~118.985
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
119.016~120.751
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
119.253~119.790
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月25日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
120.745~121.693
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
121.243~122.224
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
4月25日のユーロ円相場は、ほぼ終日にわたって上昇傾向での推移となりました。一時『121.636』迄上昇、121代で引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、『L1』~『H2』にかけて安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドを形成している状態にありました。
一方、4月24日の値動き(H2~L3へ至る値動き)を分解すると青いラインで描いた波のように分解する事が出来ます。H2~L3へ至る青いラインで描いた値動きは高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの形状になっている事が見て取れます。
上記の前提の中で、ロングのエントリーを仕掛けるチャンスが2回ありました。以下にそれぞれについて解説して行きます。
まず1回目のエントリータイミングは、チャート画像『E1』の地点でのロングとなります。
昨日寄り付きの段階では、中期トレンド並びに短期トレンドに対して引いたトレンドラインによって形成される三角持合いの状態にありました。
『E1』の地点でのエントリーは、この三角持合いを抜けて、トレンドラインの裏側に当たったタイミングでのエントリーとなり、かなり早いタイミングで入る事が出来たポイントであると言えます。
難点としては、短期トレンドの頂点同士を結んだトレンドラインから、『H2』~『L3』へと至る値動きを包括する形のトレンドラインを引き直しておく事が必要であったという点が挙げられます。
トレンドラインを引く際の基本ではあるのですが、トレンドラインと言うのは、始点と終点までの値動きがはみ出ないように引くのが一つの基本で、時としてトレンドの高値同志を繋いだものを修正し、始点から終点の値動きを納める形で引き直さなければならない事もあります。
ちなみに昨日の場合は、短期トレンドの高値同志を結んだトレンドラインを引き、トレンドラインをブレイクした時点でエントリーしたとしても、同じような成果が出ましたので、結果オーライと言う事になりますが、それに満足するのではなく、基本に忠実に分析を行い、必要であればトレンドラインを引き直しておくと言った細かい対応が収益性の底上げに繋がりますので、トレンドラインを引き直せなかった人は、今後は気を付けるようにしましょう。
2回目のエントリータイミングは、チャート画像『E2』の地点でのロングとなりました。
『E2』の地点でのエントリーは、『H2』~『L3』へと至る短期下落トレンド(青い線で描いた波)のラス戻り高値を上抜き、短期下落トレンドを崩したタイミングでのエントリーであり、波の性質を使ったエントリーと言う意味では、分かり易いタイミングでのエントリーと言えます。
難点としては、抵抗帯を上抜けた後、プルバックが入らずに上昇して行ってしまっている為、プルバックを待って入りたいタイプの人は、エントリーのタイミングを逸してしまう可能性があったという点が挙げられます。
プルバックを待って入るのが良いか?抜けたら即入るのが良いのかは相場の永遠のテーマとするに足るものですが、プルバックを持って入りたい方は、こういった場合には潔く諦めるという事で良いかと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.08661
高値:1.09493
安値:1.08507
終値:1.09246
+58.5pips(高値から安値:98.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.05739~1.05929
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05835~1.06041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05926~1.06278
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06040~1.06724
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.06388~1.06626
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06412~1.06797
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06700~1.06968
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06868~1.07691
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.07451~1.07709
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08373~1.08700
チャート画像青の点線のボックス
4月24日~25日にかけて形成されていたレンジ。
1.08373~1.09190
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
4月25日のユーロドル相場は、ほぼ終日、上昇の流れでの推移となりました。
画像の尺の問題で、左端が切れていますが、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドを形成している状態にありました。
一方、短期トレンド(青いラインで描いた波)は、方向感無くレンジを形成している状態にありました。
上記の前提の中で、エントリーのタイミングとしては、『E1』でのロングが考えられました。
『E1』のタイミングでのロングは、レンジを上方にブレイクし、プルバックが入って戻ってきたタイミングでのロングと言う形で、基本通りと言えば基本通りのエントリーと言う事になります。
注意点としては、中期トレンドの直近高値ラインを抜けない可能性もあった事から、抜けなかった場合には逃げるという心構えを持ちながら相場を眺めるという事が必要であったかと思います。結果的には、直近高値ラインを抜けて行っていますので、杞憂であったという事になりますが、跳ね返される可能性のあるラインが何処かという事を常に頭にいれながら、ポジションを持つ事は非常に大切です。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
--:-- 【日本】 日銀・金融政策決定会合(1日目)
10:30 【オーストラリア】 1-3月期四半期消費者物価(CPI)(前年同期比)
10:30 【オーストラリア】 1-3月期四半期消費者物価(CPI)(前期比)
13:30 【日本】 2月全産業活動指数(前月比)
18:30 【南アフリカ】 3月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
18:30 【南アフリカ】 3月卸売物価指数(PPI)(前月比)
20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:30 【カナダ】 2月小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 【カナダ】 2月小売売上高(前月比)