ドル円は堅調な米小売売上高を受けて109円台まで上昇
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ドル/円の解説
ドル/円の環境認識
昨日のドル円相場は、堅調な米小売売上高を受けて、109.30円台まで上昇する場面がありました。実に5カ月半ぶりの高値と言う事になります。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、引き続き上昇トレンドを維持しています。
チャートに振った数字はエリオット波動理論のカウントですが、今日の段階での私の仮説としては、アメリカ大統領選挙の急騰・急落、その後の小さな押し(X1~X3)はX波で、11月10日の安値を起点として推進波が発生、現在5波進行中と言う事なのかなと言う風に見ています。
仮説なので、修正して行く可能性はあるわけですが、アメリカ大統領選挙で急落した地点『101.275』から見ると8円以上、上昇したという事になります。『トランプ候補勝利=ドル安』と考えていた投資家は多かったと思うので、最初の急騰(チャート画像で言うとX2の波)を獲る事は難しかったと思いますが、その後の値動きは予断を持たずに波を見て行けば、獲る事は比較的容易であったように思えます。
ドル/円の値動きの考察
白い網掛けのレンジをブレイクして上昇して行った形ですが、レンジ上限のラインをブレイクして、プルバックが入った『EP1』でのエントリーが考えられました。プルバックが深い感じで、レンジの内側まで戻ってきてしまっていますが、レンジの下限の少し下に損切りを置いて損切りに掛かるまでは見ておくという事で良かったかと思います。
また、先週末~今週明けでロングしてポジションを保有中というような場合には、無理に買い増さなくても良いかと思います。
ユーロ/円の解説
ユーロ/円の環境認識
中期トレンド(オレンジ色の波)は上昇トレンドの形状を形成しています。
チャートに振った数字は、エリオット波動理論のカウントですが、現在、5波進行中と言った状態にあります。
10月21日以来、中期トレンドのレベルでは、X波的な動きが出て急落したりしたことは何度かあるのですが、ダウ理論的に言う下落トレンドの形になった事は無いという状態が続いています。
密かにどこで折り返してくるのかに注目していたりします。
ユーロ/円の値動きの考察
波として考えるよりも、白い網掛けのレンジとして考えた方が入り易かったのではないかと思います。
エントリーのチャンスは2回あり、1つはレンジをブレイクしてすぐにプルバックが入った『EP1』の地点、もう1つは1度上昇して押しが入った『EP2』の時点になります。どちらで入っても同じようなレベルで入る事になりますが、『EP1』の方で入った場合、建値近くまで戻ってきているので腕が縮こまって切ってしまうという事もあるかも知れないかなと言うように思います。
この場合、建値近くまで戻ったと言っても、上昇の波の形が崩れたというわけではありませんので、冷静に波の形を見て判断しなければなりません。
ユーロ/ドルの解説
ユーロ/ドルの環境認識
チャート画像白い楕円の部分がダブルボトム形成中と言ったような形状になりつつあります。
ダブルボトムを形成する事になるのかどうか?注目して行きたいと思います。
ユーロ/ドルの値動きの考察
中期トレンド(オレンジ色の波)に沿って、戻り売りを狙って行くと言う事でよかった感じでしたが、下落が一方的であった為に入るチャンスが見いだせないような感じの値動きでした。
中期トレンドの直近安値を下抜けなかったので、本日以降、突っ込み売りには注意が必要な形状になってきています。