FXで何やっても勝てなくて、やったコト

混迷の深まる朝鮮半島情勢、アメリカが北朝鮮を軍事攻撃する可能性も?

更新日時:

先週末3月31日の為替市場は、NY連銀のダドリー総裁の発言等が材料視されました。

ダドリー総裁は、FRB(連邦準備理事会)が早ければ年内にバランスシートの縮小に着手できるとの見解を示すと共に景気が過熱状態にないことは明らかとして金融引き締めを急がない姿勢をしました。ちなみにダドリー総裁はその前日にはタカ派的な発言をしており、硬軟織り交ざったような発言になっています。

また、週末にはアメリカの北朝鮮政策を巡り、2日付の英紙フィナンシャル・タイムズに掲載されたインタビューでトランプ大統領は、北朝鮮の核ミサイル開発について、中国の協力を得るため、通商問題をてこにする可能性を示唆するとともに、必要があれば米政府として単独で北朝鮮問題に対応する用意があるとの立場を示しました。

アメリカの当局者が明らかにしたところによりますと、NSC(国家安全保障会議)は北朝鮮の核ミサイル開発抑制に向けた選択肢の検討を終え、提言をまとめたとの事で、提言には経済・軍事上の措置が含まれているそうです。

アメリカが北朝鮮を軍事攻撃する可能性も現実味を帯びてきた感がありますが、混迷の深まる朝鮮半島情勢ですが、今後はそういった意味での地政学的なリスクを頭にいれながらチャートを見なければならなくなるかもしれません。

ドル/円

ドル円1時間足チャート2017年04月03日

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:111.890

高値:112.190

安値:111.236

終値:111.370

-52.0pips(高値から安値:95.4pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

110.165

チャート画像青の点線

中期下落トレンドの直近安値。

110.244~110.757

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯

110.824~111.275

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯

111.038~111.390

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯

111.746~112.487

チャート画像緑の実線のボックス

中期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

112.372~112.822

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

113.001~113.449

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

113.515~113.897

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

113.654~114.060

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

113.674~114.606

チャート画像緑の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

114.307~114.671

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

114.505~115.158

チャート画像ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

114.584~114.830

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

115.420

チャート画像ピンクの点線

中期トレンドの直近高値。

3月31日のドル円相場は、寄り付き~東京時間OPにかけて上昇、112代を回復しましたが、その後は反落、111代前半で引けています。

本日寄り付きの時点では、中期トレンド(オレンジ色の波)は、下落トレンドの状態にあり、短期トレンド(青の波)は上昇トレンドが崩れるか?維持できるか?と言う状態にあります。

以前、『ダウ理論~FXで勝つ為に必要な事は全てダウ理論に含まれている~』と言う記事で、『押し目買い・戻り売りと言うのは、主要なトレンドに対してひとまわり小さい・ひとつ下位のトレンドが一旦逆行し、再度主要なトレンドの方向性と合致したタイミングで売買を仕掛ける事を言う。』といった事を書いた事があります。

そして、今のドル円の状況は『主要なトレンド=中期トレンド』は下落トレンドにあり、『主要なトレンドに対してひとまわり小さい=短期トレンド』は上昇トレンドの形状にあり、『主要なトレンドに対してひとまわり小さい・ひとつ下位のトレンドが一旦逆行』と言う状態にあると言えます。

この状態にあるという事であれば、後は、『再度主要なトレンドの方向性と合致したタイミングで売買を仕掛ける』と言うタイミングが来るかどうか?を見極めていくというだけとなります。押し目買いが入って、短期上昇トレンドが継続していくようであれば、見送ればいいわけですし、短期上昇トレンドの形を崩していくのであれば、崩れたタイミングで仕掛けて行けば良いという事になります。

どちらになるのかは分かりませんし、どちらになっても良いわけですが、大切な事は『どういう条件を満たしたら投資行動を取るのか?』と言う事が事前に決まっているという事であり、それさえ決まっていれば、迷いなくトレードを行う事が出来るようになります。

チャートを日々見るという事は、そのタイミングを絞り込んで行くという作業であって、投資行動を取るという事はそのタイミングが来た時に行う最後の行動と言う事に過ぎず、タイミングが絞り込めていない状態でエントリーするという事は、無駄弾を撃っているという事に他なりません。

無駄なエントリーが多いと感じている方は、タイミングを『絞り込んで』行くという事を意識すると良いのではないかと思います。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足チャート2017年04月03日

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:119.438

高値:119.812

安値:118.616

終値:118.685

-75.3pips(高値から安値:119.6pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

118.284

チャート画像青の点線

中期トレンドの直近安値。

118.728~119.421

チャート画像青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

119.160~119.766

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

119.533~120.354

チャート画像ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

120.017~120.408

チャート画像緑の点線のボックス

短期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

120.082~121.102

チャート画像緑の実線のボックス

中期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

120.444~120.054

チャート画像緑の点線のボックス

短期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

120.745~121.693

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

121.243~122.224

チャート画像ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

121.327~121.812

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月17日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

122.234~122.499

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

122.865

チャート画像ピンクの点線

中期トレンドの直近高値。

3月31日のユーロ円相場は、寄り付き~東京時間OPにかけて上昇、一時120乗せを狙おうかという場面もありましたが、その後は反落、119を割り込み118代で引けています。

チャートを見ますと3月29日から入り込んでいた『119.160~119.766』のレンジを下方にブレイク、『118.728~119.421』の支持帯の下辺付近での値動きとなっています。

先週末の記事で、『118.728~119.421の支持帯の上辺(119.421)については、素通りのような感じなので、サポレジとしての力は失われたとみてよさそう』と書いたのですが、支持帯の上辺(119.421)は全然意識されてないので、支持帯の下辺(118.728)の方を意識しておけばよいかと思います。

一方、抵抗帯の方は『119.533~120.354』を軸に下辺付近に形成された抵抗帯『119.160~119.766』を併せ見て行くという事で良いかと思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足チャート2017年04月03日

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.06733

高値:1.07011

安値:1.06508

終値:1.06570

-27.8pips(高値から安値:50.3pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.04984

チャート画像青の点線

中期トレンドの直近安値。

1.05043~1.05241

チャート画像緑の点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.05417~1.05255

チャート画像緑の点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.05297~1.06243

チャート画像青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.05739~1.05929

チャート画像青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.06030~1.07115

チャート画像青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.07085~1.07368

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月30日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.07273~1.07804

チャート画像緑の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月30日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.07451~1.07709

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

1.07610~1.08163

チャート画像緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月29日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。

1.08515~1.08674

チャート画像ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

1.08933

チャート画像ピンクの点線

中期トレンドの直近高値。

3月31日のユーロドル相場は、下落基調の推移であったと言えようかと思いますが、値幅自体はそれほどないと言った値動きとなりました。

1.06030~1.07115』の支持帯の中で方向感なく漂っているかのような値動きとなっていますが、裏を返せば仕掛けにくいレベルにあるとも言え、中途半端な所で仕掛けてつまらない負け方をし易い状態であるとも言えます。

無理に参加しなくてもイイかなと言うように思います。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

08:50 【日本】 1-3月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断

08:50 【日本】 1-3月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き

08:50 【日本】 1-3月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資(前年度比)

10:30 【オーストラリア】 2月住宅建設許可件数 (前月比)

10:30 【オーストラリア】 2月小売売上高(前月比)

10:45 【中国】 3月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)

16:15 【スイス】 2月実質小売売上高(前年同月比)

16:30 【スイス】 3月SVME購買部協会景気指数

17:00 【ユーロ】 3月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

17:30 【英国】 3月製造業購買担当者景気指数(PMI)

18:00 【ユーロ】 2月失業率

18:00 【ユーロ】 2月卸売物価指数(PPI)(前月比)

18:00 【ユーロ】 2月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)

23:00 【米国】 3月ISM製造業景況指数

23:00 【米国】 2月建設支出(前月比)