トランプ政権の税制改革案概要発表も不透明な内容に
更新日時:
トランプ政権は26日、法人税減税や海外利益に対する税率引き下げなどを柱とする税制改革案の概要を発表しました。
同改革案では、公的企業の法人税率を35%から15%に引き下げ、小規模事業や個人事業主を含むパススルー事業への最高税率については、現行の39.6%から15%に引き下げる。
海外還流利益の税率については、現行の35%から大幅に引き下げることを検討するとの事です。
ムニューシン長官は同改革案を『中核となる基本指針』とし、これをたたき台に議会を通過する法案の作成に向けてつめていく意向を示しました。
たたき台の段階と言う事で、これから議論をして詰めていくという事になるわけですが、今の所、市場はそれほど好感してはおらず、やや失望感をもって受け止めたという事になろうかと思います。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:111.066
高値:111.770
安値:110.866
終値:111.034
-3.2pips(高値から安値:90.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.186
チャート画像青の点線
短期トレンドの直近安値。
108.362~108.580
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.398~109.122
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
108.749~10.279
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.785~109.041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.918~109.082
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.976~109.408
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.412~109.820
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
109.623~110.581
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
111.254~111.516
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
4月26日のドル円相場は、寄り付きから上昇、一時『111.770』を付ける局面もありましたが、引けにかけて反落、ほぼイッテコイとなって引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。
昨日については、エントリーポイントは特になく、一昨日あるいはそれ以前にロングのポジションを持っていた場合、利食いを検討しても良いかというレベルに差し掛かってきた一日であったと言えようかと思います。
チャート画像白い楕円の部分で頭を抑えられた格好になっていますが、私はその手前のピンクの点線『111.468』をとりあえずの利食い目標と定めていましたので、ここで利食っています。
『111.468』のラインは、4月10日~4月17日にかけての下落の起点となったラインで、この辺りには売りたい参加者も多いのではないか?と言う事で、将来的にこのレベルを上抜いて行くとしても、一旦は止められるのではないか?との考えで、利食いの目標としていたわけですが、殊の外勢いが強く、ひとつ上の抵抗帯まで行ってしまった感じになっています。
この所の値動きによって、支持帯・抵抗帯が大分整理されてきましたが、当面は『111.746~112.487』と『109.623~110.581』を軸に見て行くという事になりそうです。
『111.746~112.487』の抵抗帯は、元々は2月7日~3月22日まで機能してきた支持帯で、戻ってきた時に意識されやすいレベルという事は言え、サポレジ転換の可能性のあるレベルという事になります。
一方、『109.623~110.581』は直近の中期上昇トレンドのラス押し安値を含む支持帯で、本日寄り付き時点での状況としては、『111.746~112.487』の下辺と『109.623~110.581』の上辺に挟まれたエリアのちょうど中間辺りをフラフラしている状態にあります。
中途半端な所で入ってしまうとつまらない負け方をしてしまう公算が高くなりますので、売るにせよ買うにせよ、中途半端な所で入らないようにする事が必要です。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:121.316
高値:121.967
安値:120.903
終値:121.063
-25.3pips(高値から安値:106.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
114.902
チャート画像青の点線
短期トレンドの直近安値。
116.011~116.463
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月19日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
116.517~116.874
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
116.518~117.593
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
117.422~118.756
チャート画像緑の実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
117.490~118.053
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
118.685~118.985
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
119.016~120.751
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
119.253~119.790
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月25日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
121.243~122.224
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
4月26日のユーロ円相場は、上下に振らされる展開となりました。安値から高値の値幅が100pips以上ありましたので、荒い値動きだったと言えようかと思います。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。
『121.243~122.224』の抵抗帯の中での値動きとなっていますが、抵抗帯の中では売りたい参加者もいるという事になるのかなと言う感じがしますが、パッと見の印象として、中途半端な所から売りが入っている感が否めず、また、抵抗帯の下限(チャート画像白い楕円の部分)は素通りに近い感じの値動きになっているので、抵抗帯の下限については、サポレジとしての力はないような感じがします。
差し当たり、当面注目されるラインを探して、ゾーニングをして行かなければならないわけですが、『119.016~120.751』の上辺の『120.751』と『121.243~122.224』の上辺の『122.224』辺りを軸に見て行くという事になろうかと思われます。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.09238
高値:1.09500
安値:1.08549
終値:1.09024
-21.4pips(高値から安値:47.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.05739~1.05929
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05835~1.06041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05926~1.06278
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06040~1.06724
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.06388~1.06626
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06412~1.06797
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06700~1.06968
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06868~1.07691
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.07451~1.07709
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08373~1.08700
チャート画像青の点線のボックス
4月24日~25日にかけて形成されていたレンジ。
1.08373~1.09190
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
4月26日のユーロドル相場は、下落基調での推移となりましたが、引けにかけて少し戻して引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。
チャートの形状としては、白い楕円の部分でダブルトップを形成して下落、旧レンジの上限付近(下の白い楕円)で反発と言う形になっています。
昨日、レンジブレイクで買った人は、ネックラインを下抜けてしまった時点で利食っておく必要があります。レンジ上限での反発で買い直しても良かったかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
--:-- 【日本】 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
10:30 【オーストラリア】 1-3月期四半期輸入物価指数 (前期比)
15:00 【スイス】 3月貿易収支
15:30 【日本】 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
18:00 【ユーロ】 4月消費者信頼感(確定値)
20:45 【ユーロ】 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数
21:30 【米国】 3月耐久財受注(前月比)
21:30 【米国】 3月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
21:30 【ユーロ】 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
23:00 【米国】 3月住宅販売保留指数(前月比)