ECBはハト派的なスタンス。期待剥落でユーロ売りへ
更新日時:
昨日は、ECB(欧州中央銀行)の金融政策発表並びにドラギ総裁の会見が行われ、ユーロ中心の値動きとなりました。
ECBは『来年1月から9月まで債券買い入れを月額300億ユーロに減額する』と発表、合わせて『必要ならば買入れの期間や規模を拡大する選択肢を残す』・『買入れ終了後も長期にわたって保有債券の償還元本を再投資する』とした事を受けてユーロ売りが優勢となりました。
債権買い入れ額の減額の規模や延長期間は予想通りでしたが、今後も延長・拡大の用意があるとの姿勢を示した事がハト派的と受け止められたと言う事になろうかと思います。
また、ドラギ総裁が理事会後の定例会見で、ユーロ圏の経済成長に対して楽観的な見方を示したものの、『コアインフレが持続的に上昇する兆候はまだみられない』として、『十分な量的緩和は依然として必要』との 見解を示しました。これを受けて更にユーロ売りが加速する格好になっています。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:113.732
高値:114.070
安値:113.332
終値:113.961
+22.9pips(高値から安値:73.8pips)
ドル/円のレジスタンスライン
114.258
ピンクの極太のライン
114.201
ピンクの点線のライン
114.027
ピンクの極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
113.935
緑の点線のライン
113.720
青の点線のライン
113.617
青の点線のライン
113.542
緑の点線のライン
113.440
緑の点線のライン
113.290
青の点線のライン
113.162
青の点線のライン
113.134
青の点線のライン
113.077
緑の点線のライン
112.833
緑の極太のライン
112.648
緑の点線のライン
112.516
青の点線のライン
112.398
青の点線のライン
112.162
青の点線のライン
112.116
青の点線のライン
112.058
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円の日足の形状は、安値・高値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの形状となっており、引き続きピンクの下落の方波の高値付近での値動きになっています。
『114.027』・『114.258』と2つのレジスタンスラインが隣接して存在しており、昨日の日足は陽線となりましたが、終値では『114.027』を超えられずに引けています。
【1時間足】
『114.027』・『114.258』と言う二つの日足レベルのレジスタンスライン近辺での値動きが続いています。
ざっくりとした方針を示せば・・・
1. ブレイクした場合
ブレイクした後のプルバックの動きの波動を利用して買うチャンスを捉まえる。
2. レジスタンスした場合
天井圏を作るのを待って入るタイミングを模索する。
このどちらかと言う事になります。『114.258』で逆張りのショートをしておいて、破ってしまったらドテンと言うやり方等もあります。ただ、レジスタンスラインで逆張りをするのであれば、1時間足を見ている意味がないので、執行時間足を1時間足にしているのであれば、1時間足の波形をウマく利用して勝率を高めたい所です。
ブレイクして行く場合、レジスタンスされる場合で色々なシナリオが考えられますが、レジスタンスされるケースとしては赤いラインで描いたようなダブルトップを形成すると言う事も考えられます。
その場合のネックラインは『113.440』と言う事になりますので、下がってきた時には『113.440』が注目されそうだという予測が立てられます。
それが分かっているのであれば、買っている立場から見て、何処に損切りを置くのか?と言う事を考える事も出来るようになり、それが分かれば人の損切りを利用するようなトレードも可能になります。
逆に言えば、注目されると言う事は、そこから逆張りをしてくる人もいるという事であり、買いの勢力が強ければそこから反発してくる事も考えられます。売りの立場で考えるのであれば、注目されるラインの手前から売るのであれば、出来るだけ距離がある所から売りたいと言う事になるわけですので、『113.440』より出来るだけ上から売りたいと言う事になります。
そういった事を頭に入れながら、相場を眺めて行くと『ココ』と言うタイミングが見えてきます。勿論、そうならない時もあるわけですが、そうならなかった時は何もしなければいいというだけの話であり、『売りで勝つならこうなる必要がある』というシナリオに合致した時だけ売る・『買いで勝つならこうなる必要がある』というシナリオに合致した時だけ買うと言う事を心掛けると無駄撃ちが減りますので、ポジポジ病の気がある人は特にトレードシナリオを熟考して相場に向かうようにしましょう。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:134.340
高値:134.480
安値:132.647
終値:132.754
158.6pips(高値から安値:183.3pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
134.452
ピンクの点線のライン
134.341
ピンクの極太のライン
134.177
赤の点線のライン
133.795
赤の点線のライン
133.245
赤の極太のライン
133.136
赤の点線のライン
132.979
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
132.338
緑の点線のライン
132.131
緑の点線のライン
131.958
青の極太のライン
131.872
青の点線のライン
131.804
緑の極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は上昇トレンドの状態にあり、白い楕円の部分でダブルボトムを形成、ネックラインを上方にブレイクしたものの『H1』の高値を超えられずに反落、ダブルボトムのネックライン『133.245』で止まらずに割り込んできています。
波形と言う観点からすれば、まだ上昇トレンドが崩れたわけではないので、日足レベルで長期の売りポジションを持つには時期尚早と言えます。
【1時間足】
昨日はECB金融政策発表並びにドラギ総裁の会見が行われました。
これを受けて大きく下落していますが、イベントを受けての値動きですのでポジションを落として様子見と言う事で良かったかと思います。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.18110
高値:1.18360
安値:1.16397
終値:1.16494
-161.6pips(高値から安値:196.3pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.18617
赤の極太のライン
1.18517
ピンクの点線のライン
1.18285
ピンクの点線のライン
1.18115
ピンクの極太のライン
1.18020
赤の点線のライン
1.17543
赤の点線のライン
1.17475
赤の極太のライン
1.17344
赤の点線のライン
1.17302
赤の点線のライン
1.17262
赤の点線のライン
1.17093
赤の極太のライン
1.16880
赤の点線のライン
1.16542
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.16224
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
『1.17093』のサポートラインを下方にブレイクしてきました。
白い楕円の部分で三尊を形成、赤い楕円の部分でダブルトップを形成した格好になっていますが、戻りの部分が一発で下がって来ずにダブルトップになって下がってきたという形になっています。
【1時間足】
昨日はECB金融政策発表並びにドラギ総裁の会見が行われました。
これを受けて大きく下落していますが、イベントを受けての値動きですのでポジションを落として様子見と言う事で良かったかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:30 【日本】 9月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 【日本】 9月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 【日本】 10月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
09:30 【オーストラリア】 7-9月期四半期卸売物価指数(PPI)(前期比)
09:30 【オーストラリア】 7-9月期四半期卸売物価指数(PPI)(前年同期比)
21:30 【米国】 7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
23:00 【米国】 10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値