米税制改革をめぐる期待と不安で乱高下
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昨日は米上院の税制改革法案関連の動きに振り回される展開となりました。
米上院が翌9日に予定していた税制改革法案の公表を取り止めるとの見方が広がるとドル/円・ユーロ円は値を下げる展開となりましたが、ムニューシン米財務長官が法人減税が翌年に先送りされる可能性を排除しないとしながらも、政権は来年スタートする事を『強く望む』と発言。また一部米メディアは、米上院が予定通りに翌9日に税制改革法案を公表すると報じた事を受けてドル円やユーロ円は反発しています。
チャートを見比べてみるとよくわかるのですが、アメリカ絡みの材料である割にドルが売買されたというより、円中心で売買されたような値動きになっており、ユーロドル等は方向感のない値動きになっています。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:113.978
高値:114.015
安値:113.386
終値:113.850
-12.8pips(高値から安値:62.9pips)
ドル/円のレジスタンスライン
114.599
ピンクの点線のライン
114.383
ピンクの点線のライン
114.258
ピンクの極太のライン
114.119
ピンクの極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
113.837
緑の点線のライン
113.452
青の点線のライン
113.185
緑の点線のライン
113.156
青の極太のライン
112.970
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円の日足の形状は、安値・高値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあり、『114.258』・『114.119』のレジスタンスライン近辺での値動きが続いています。
下方向には『113.156』にサポートラインが存在しており、『113.156』を下抜けるようなことがあれば、右の山がやや高い感じのダブルトップになる可能性があります。
引き続き、上は『114.258』・『114.119』のレジスタンスライン、下は『113.156』のサポートラインに注目していくという事で良いかと思います。
【1時間足】
昨日のドル円は、欧州時間OP前後から下落したもののNY時間に入ると一転して反発、寄り付きとあまり変わらないようなレベルで引けています。
パッと見の印象としては、随分中途半端な所から反発したなという印象がありますが、昨日の記事で書いたように短期売買をするという事であれば『113.671』で利食い、もう少し長い間持って様子を見てみたいという人は『113.986』の少し上に決済注文を置いて様子見という事でよかったと思いますが、後者の場合は微益撤退という事になってしまったのではないかと思います。
いずれにしても、負けトレードになったわけではないと思いますので、改めて日足レベルのサポレジ絡みのレベルでの波の折り返しを見て行く相場が続くという事になりそうです。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:132.037
高値:132.157
安値:131.384
終値:132.003
-3.7pips(高値から安値:77.3pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
133.136
赤の点線のライン
133.113
ピンクの点線のライン
133.051
ピンクの点線のライン
132.964
ピンクの極太のライン
132.778
ピンクの点線のライン
132.644
赤の点線のライン
132.385
ピンクの点線のライン
132.245
ピンクの点線のライン
ンクの点線のライン※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
132.054
緑の点線のライン
131.804
緑の極太のライン
131.442
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円は『131.804』のサポートライン近辺での値動きになっており、昨日に関しては下髭の長い形の寄り引け同時線に近い形状になっています。
【1時間足】
1時間足レベルで見ると『131.804』のサポートラインを下抜けている時間帯もありますが、この部分が日足の下髭になっています。
紫のトレンドラインは11月6日からの下落の動きに対して引いたトレンドラインになりますが、白い楕円の部分において、『131.804』のサポートラインの上に戻ると同時にトレンドラインを上抜けています。その後、プルバックが入って微妙に『131.804』のラインに届いていませんが、この辺りでのロングを検討しても良かったかと思います。
同時に上の方から売っている人は、波が折り返したとは言えない状況ではありましたが利食ってしまっても良かったかと思います。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.15838
高値:1.16103
安値:1.15782
終値:1.15927
+8.9pips(高値から安値:32.1pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.16880
赤の点線のライン
1.16714
ピンクの点線のライン
1.16560
ピンクの極太のライン
1.16318
赤の点線のライン
1.16166
ピンクの点線のライン
1.16062
赤の極太のライン
1.16029
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.15844
青の点線のライン
1.15617
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルは、先月末から入り込んだ小さめのレンジを下方にブレイクしていますが下がり切らず、レンジの旧下限ライン付近での値動きになっています。
【1時間足】
『1.16062』のラインの少し下でレンジを形成しています。
日足のレンジを下方にブレイクしたという事で、プルバック狙いで白い楕円の辺りでバチンと売ってみるというのもひとつの手ではあり、それをしていれば現在は多少の含み益のある状態になっているのではないかと思います。
私は日足レベルのサポレジ近辺で1時間足レベルの波の折り返しを使って入りたい人なので、バチンと入るような事はあまりしないのですが、バチンと入る事が必ずしも間違いというわけではないので、各自で決めたルールに従って入って行くという事で良いかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
05:00 【ニュージーランド】 ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
08:50 【日本】 9月国際収支・経常収支
08:50 【日本】 9月国際収支・貿易収支
08:50 【日本】 9月機械受注(前月比)
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
09:01 【英国】 10月英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
09:30 【オーストラリア】 9月住宅ローン件数(前月比)
10:30 【中国】 10月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
10:30 【中国】 10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
14:00 【日本】 10月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
15:45 【スイス】 10月失業率
18:00 【ユーロ】 欧州中央銀行(ECB)月報
22:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数
22:30 【カナダ】 9月新築住宅価格指数(前月比)
24:00 【米国】 9月卸売在庫(前月比)