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イタリア連立政権の有力議員、イタリアがユーロを離脱すれば経済は改善するとの認識示す

更新日時:

10月2日の金融市場はNYダウは上昇、日経平均は下落、米長期債利回りは横ばい。為替はドル円・ユーロ円・ユーロドルは全て下落。

ユーロ円に直接の売りが入った格好ですが、イタリア連立政権の一角を担う『同盟』の有力議員がイタリアがユーロ圏を離脱すれば経済情勢は改善するとの認識を示したことが材料となっています。

ユーロ発のリスク回避の際にはこういった値動きとなる事もありますので、頭の片隅おいておくと良いかとも知れません。

ドル円

ドル円日足チャート2018年10月03日
ドル円1時間足チャート2018年10月03日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル円の値動き

始値:113.867

高値:114.010

安値:113.522

終値:113.598

-26.9pips(高値から安値:48.8pips)

ドル円の解説

【日足】

昨日はやや長めに見たお話をしましたが、今日は近視眼的なお話をしようと思います。

青の楕円の中の値動きは、オレンジの波のように安値・高値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの形状になっています。

これだけを見るのであれば、ひたすらに買っていれば良かったという事になります。

これまではそれでよかったし、波形の観点からすると売る理由はせいぜい強そうなレジスタンスラインを根拠にあわよくばの打診売りを仕掛けるというくらいで、そういうレジスタンスラインがない所で売って負けた場合は『何やってんねん』という事になるという状態でした。

その状態は今も変わりない・・・というのが基本的な見方ですが、昨日の記事で書いた通り、114円台から上には日足レベルの注目すべきレジスタンスラインが断続的に存在しています。

買い持ちの人は利食うのか?持ち続けるのか?の決断を迫られる時が近いかな~?という感じになってきています。

【1時間足】

114円台の日足のレジスタンスラインの手前で小型のレンジを形成後下落と言った格好になっています。

直近の値動きとしては、『112.592』から114円ジャストくらいまで上げてきたという事になろうかと思います。

黄色の水平線は『112.592』~『114.029』に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

こうしてみると50.0%戻しライン並びに61.8%戻しラインの付近に日足・1時間足レベルのサポートラインが固まって存在しています。

基本的には、この辺りを中心にマークしておくという事で良いかと思います。

ユーロ円

ユーロ円日足チャート2018年10月03日
ユーロ円1時間足チャート2018年10月03日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ円の値動き

始値:131.765

高値:131.987

安値:130.702

終値:131.163

-60.2pips(高値から安値:128.5pips)

ユーロ円の解説

【日足】

1. 『133.096』を上抜く事が出来るかどうか?

2. 下がってきた時にネックラインであった『131.604』がサポレジ転換するか?

に注目してきたわけですが、『133.096』を上抜けずに『131.604』がサポレジ転換しなかったという事になります。

次の注目はオレンジの波の下落トレンドを崩した動き(赤い楕円の部分の上昇)に対する押し目買いが入るのか?入るとすれば何処か?という事になります。

黄色の水平線は赤い楕円の部分の上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

23.6%戻しライン付近~61.8%戻しライン付近には、『130.830』・『129.688』・『128.208』と断続的サポートラインが存在しています。

こういったサポートラインを中心にマークしていくという事で良いかと思います。

【1時間足】

昨日は東京~欧州時間まで下げてきた格好になっていますが、日足のサポートライン『130.830』に当たって反発した格好になっています。

ただ、波形という観点からすれば高値安値を切り下げ続けている状態で、波が反転したとは言えない状態になっています。

逆張り派の人、ナンピン手法で買い下がっていく人でではなく、波形で入りたい人にとってはまだ時期尚早と言う事になろうかと思います。

ユーロドル

ユーロドル日足チャート2018年10月03日
ユーロドル1時間足チャート2018年10月03日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロドルの値動き

始値:1.15770

高値:1.15795

安値:1.15046

終値:1.15444

-32.6pips(高値から安値:74.9pips)

ユーロドルの解説

【日足】

日足のレジスタンスライン『1.17971』に頭を押さえられ、反落してきた格好になっています。

黄色の水平線は、『1.25070』~『1.13416』迄の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

『1.17971』のレジスタンスラインは38.2%戻しラインとほぼ重なるレベルにあり、その付近から売られた格好になっています。

昨日に関しては『1.15477』・『1.15354』と言ったサポートラインにあたっていますが、破ったとは言えない状態にあります。

引き続き破るかどうかを見ていくという事で良いかと思います

【1時間足】

昨日は日足のサポートライン『1.15477』・『1.15354』を一時的に割り込む局面もありましたが、終値ではサポートしてきています。

引き続き、『1.15477』・『1.15354』を破るかを見極めていくという事になろうかと思います。