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MACDのスローストキャスティクスを表示するMT4インジケーター「Schaff_Trend_Cycle」

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Schaff_Trend_Cycleスクリーンショット

MACDはトレンドを分析する際によく用いられますが、相場の状況によってはシグナルが出るまでに時間が掛かることもあります。

「Schaff_Trend_Cycle」は、MACDのラグを抑えたインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 値動きの速い相場で取引している方

  2. MACDの反応速度に不満がある方

  3. ストキャスティクスを使用している方

以上のような方のためにこの記事では、「Schaff_Trend_Cycle」について解説していきます。

  1. Schaff_Trend_Cycleの概要
  2. Schaff_Trend_Cycleを表示する方法
  3. Schaff_Trend_Cycleのパラメーター解説
  4. まとめ

Schaff_Trend_Cycleの概要

「Schaff_Trend_Cycle」を起動すると、サブウィンドウに紫色のラインが表示されます。

このインジケーターは、MACDのスローストキャスティクスを表示するもので、MACDよりも早い段階でシグナルを発するという特徴があります。

「Schaff_Trend_Cycle」では、25が売られ過ぎ水準、75が買われ過ぎ水準とされ、インジケーターの値が25を下回った後、再び25よりも上に上昇した場合は買いシグナルです。

反対に、75を上回った後再び75よりも下に低下した場合は、売りシグナルになります。

デフォルトの状態では、25と75レベルには何も表示されないため、これらのレベルを表示して使用した方が良いでしょう。

チャート上で右クリックし、「表示中のインジケーター」→「Schaff_Trend_Cycle」→「レベル表示」から指定したレベルにラインを表示できます。

Schaff_Trend_Cycleを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Schaff_Trend_Cycleのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Schaff_Trend_Cycle

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Schaff_Trend_Cycleのパラメーター解説

Schaff_Trend_Cycleパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

MAShort

短期移動平均の期間

初期値:23

短期指数平滑移動平均線の算出期間を設定します。

MALong

長期移動平均の期間

初期値:50

長期指数平滑移動平均線の算出期間を設定します。

Cycle

サイクルの期間

初期値:10

分析するトレンドの期間を設定します。

CountBars

表示範囲

初期値:300

インジケーターを表示する範囲を設定します。

「MAShort」「MALong」は、それぞれの移動平均線の算出期間を設定するための項目で、値に応じてインジケーターの反応速度が変化します。

「Cycle」は、分析するトレンドのサイクルを設定するための項目で、値を大きくするほど長期的なサイクルを反映するため、インジケーターの変化が緩やかになります。

「CountBars」は、インジケーターを表示する範囲を設定するための項目で、デフォルトでは300に設定されていますが、値を大きくすることで300期間よりも過去にさかのぼってインジケーターを表示することができます。

まとめ

「Schaff_Trend_Cycle」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. MACDとストキャスティクスがベースになっている。

  2. インジケーターが25のレベルを下から上に抜けた場合は買いシグナル。

  3. インジケーターが75のレベルを上から下に抜けた場合は売りのシグナル。

「Schaff_Trend_Cycle」は、トレンドの始まりを早い段階で捉えたい方に、向いているインジケーターです。

MACDよりもシグナルが早く出るため、MACDのラグに不満がある方は一度試してみてはいかがでしょうか。