トレンドの発生を知らせるオシレーターを表示するMT4インジケーター「StepMA_Stoch_v1」

更新日時：2020年12月27日 10:59

トレンドにエントリーするタイミングを、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「StepMA_Stoch_v1」は、一定期間中のレンジのストキャスティクスをもとに算出されるインジケーターで、次のような方に向いています。

1. トレンドにエントリーするタイミングを分析したい方

2. トレンドの方向を分析したい方

以上のような方のためにこの記事では、「StepMA_Stoch_v1」について解説します。

1. StepMA_Stoch_v1の概要
2. StepMA_Stoch_v1を表示する方法
3. StepMA_Stoch_v1のパラメーター解説
4. まとめ

StepMA_Stoch_v1の概要

「StepMA_Stoch_v1」を起動するとサブウィンドウ上に黄色と水色のラインが表示されます。

黄色のラインは算出期間中の最小レンジ、水色のラインは最小レンジと最大レンジの中間値をもとに算出されます。

黄色のラインが水色のラインを下から上に抜けた場合は上昇トレンドのシグナルです。

一方、黄色のラインが水色のラインを上から下に抜けた場合は下降トレンドのシグナルです。

ただし、すでにトレンドが発生しており、トレンドの方向に逆らったシグナルが出ている場合はダマしの可能性があるので注意しましょう。

StepMA_Stoch_v1を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

StepMA_Stoch_v1のパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「PeriodWATR」はインジケーターの算出期間を設定するための項目で、値に応じて価格の変化に対する反応速度が変化します。

「Kwatr」は、レンジの平均に乗算する値を設定するための項目です。

大きな値に設定するとノイズが少なくなりますが、インジケーターの感度も下がるの留意しておきましょう。

「HighLow」はインジケーターの算出期間を設定するための項目で、0に設定するとトレンドの判定に高値と安値を使用します。

1以上に設定した場合は終値をもとにトレンドを判定します。

まとめ

「StepMA_Stoch_v1」の特徴をまとめると以下のようになります。

1. ストキャスティクスがベースになっている。

2. 黄色のラインが水色のラインを下から上に抜けた場合は、上昇トレンド発生のシグナル。

3. 黄色のラインが水色のラインを上から下に抜けた場合は、下降トレンド発生のシグナル。

「StepMA_Stoch_v1」は、トレンド相場にエントリーするタイミングを分析したい方に適したインジケーターです。

急激な価格の変化があった直後は、シグナルの精度が低くなるようなので注意した方が良いでしょう。