ブルパワーとベアパワーの合計にボリュームを掛けて算出したオシレーターを表示するMT5インジケータ-「BullsBEArsEyes_Vol」
更新日時:2020年11月25日 09:54
買われ過ぎ/売られ過ぎを分析する際には、RSIやウィリアムズ%Rなどがよく使用されますが、ほかのインジケーターを試してみたいと考えたことはないでしょうか。
「BullsBEArsEyes_Vol」は以下のような方に向いているインジケーターです。
買われ過ぎ/売られ過ぎを分析したい方
ボリュームを考慮して取引している方
この記事では、「BullsBEArsEyes_Vol」について解説します。
BullsBEArsEyes_Volの概要
「BullsBEArsEyes_Vol」はブルパワーとベアパワー、ボリュームをもとにして色つきのヒストグラムを表示するオシレーターで、ラゲールアルゴリズムを使用して平均されたベアパワーとブルパワーの合計を表示するBullsBEArsEyesというインジケーターがベースになっています。
「BullsBEArsEyes_Vol」の算出方法は以下の通りです。
BullsBEArsEyes_Vol=(BullsBEArsEyes×100-50)×ボリューム
インジケーターを起動するとサブウィンドウ上にオシレーターが表示され、それぞれの買われ過ぎ水準と売られ過ぎ水準は固定値ではなく相場の状況によって変化します。
インジケーターの値はヒストグラムで表示され、買われ過ぎ水準2を超えたヒストグラムは黄緑色、買われ過ぎ水準1を超えたヒストグラムは緑色、売られ過ぎ水準1を超えたヒストグラムは茶色、売られ過ぎ水準2を超えたヒストグラムはピンク、いずれの水準にも到達していないヒストグラムは紫色で表示されます。
BullsBEArsEyes_Volを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
BullsBEArsEyes_Volのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
BullsBEArsEyes_Volのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Период графика |
時間枠 初期値:PERIOD_H4 インジケーターを算出する時間枠を設定します。 |
период усреднения индикатора |
期間 初期値:13 インジケーターの平滑化期間を設定します。 |
коэффициент сглаживания индикатора |
係数 初期値:0.6 平滑化係数を設定します。 |
объём |
ボリューム 初期値:tick ボリュームの種類を設定します。 |
уровень перекупленности 2 |
買われ過ぎ水準2 初期値:+25 買われ過ぎと判断する水準を設定します。 |
уровень перекупленности 1 |
買われ過ぎ水準1 初期値:+10 買われ過ぎと判断する水準を設定します。 |
уровень перепроданности 1 |
売られ過ぎ水準1 初期値:-10 売られ過ぎと判断する水準を設定します。 |
уровень перепроданности 2 |
売られ過ぎ水準2 初期値:-25 売られ過ぎと判断する水準を設定します。 |
Сдвиг индикатора по горизонтали в барах |
シフト 初期値:0 インジケーターのオフセットを設定します。 |
「период усреднения индикатора」は、ブルパワーとベアパワーの算出期間を設定するための項目です。
大きな値に設定すると、長期的なブル・ベアのパワーが表示されます。
「уровень перекупленности 2」から「уровень перепроданности 2」までの項目は、買われ過ぎ・売られ過ぎを設定するための項目です。
小さな値に設定すると、インジケーターが閾値に水準に到達する頻度が高くなります。
まとめ
「BullsBEArsEyes_Vol」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
ブルパワーとベアパワー、ボリュームをもとにヒストグラムを表示する。
買われ過ぎ水準と売られ過ぎ水準は相場の状況によって変化する。
買われ過ぎ水準/売られ過ぎ水準を超えるとヒストグラムの色が変化する。
「BullsBEArsEyes_Vol」は、現在の価格が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを分析したい方に適したインジケーターです。
トレンド相場内でトレンドの方向に逆らった方向にシグナルを発することも多いようですが、トレンドの反転を捉えたい場合は、他のインジケーターと組み合わせた上でエントリーを判断した方が良いかもしれません。
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