値動きの勢いと反転の兆候をまとめて分析できるオシレーターを表示するMT5インジケーター「cmo」
更新日時:2022年10月18日 06:12値動きの勢いと反転の兆候をまとめて分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「cmo」は、Tushar Chandeが考案したシャンデモメンタムオシレーターをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
値動きの勢いを分析したい方
値動きが反転する兆候を分析したい方
この記事では、「cmo」について詳しく解説します。
cmoの概要
「cmo」を起動するとサブウィンドウ上に、オシレーターが表示されます。
通常のシャンデモメンタムオシレーターでは、買いの値幅と売りの値幅の差を、総値幅で乗算して算出します。
一方、「cmo」では移動平均の値幅をもとに値を算出。
また、通常のシャンデモメンタムオシレーターでは、オシレーターの値と移動平均の2本のラインが表示されますが、「cmo」では移動平均が表示されません。
「cmo」の振り幅が大きいほど、値動きに勢いがあることを示しています。
また、50を超えている場合は買われ過ぎ、-50を下回っている場合は売られ過ぎの状態です。
cmoを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
cmoのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
cmoのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Period |
算出期間 初期値:14 移動平均の算出期間を設定します。 |
Smoothing method |
移動平均の算出方法 初期値:MODE_SMA インジケーターの算出に用いる移動平均の種類を設定します。 |
Applied price |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE インジケーターの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
Horizontal shift in bars |
水平方向のシフト 初期値:0 インジケーターの水平方向の表示位置を設定します。 |
「Period」は、移動平均の算出期間を設定するための項目です。
設定した値に応じて、インジケーターに反映されるトレンドの期間が変化します。
「Smoothing method」は、移動平均の算出方法を設定するための項目です。
デフォルトの状態では単純移動平均に設定されていますが、指数平滑移動平均や加重移動平均に変更することもできます。
「Applied price」は、インジケーターの算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。
終値や高値、始値、加重終値などを選択できます。
「Horizontal shift in bars」は、インジケーターの水平方向のオフセットを設定するための項目です。
設定した値に応じてインジケーターの表示位置が左右に移動します。
まとめ
「cmo」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
シャンデモメンタムオシレーターをベースにしている
値動きの勢いを表示する
インジケーターの値が50を超えている場合は買われ過ぎの状態
インジケーターの値が-50を下回っている場合は売られ過ぎの状態
「cmo」は、値動きの勢いと反転の兆候を分析したい方に向いているインジケーターです。
買われ過ぎ・売られ過ぎの水準にインジケーターが到達したからといって、すぐに値動きが反転するわけではないので注意しましょう。