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値動きの勢いと反転の兆候をまとめて分析できるオシレーターを表示するMT5インジケーター「cmo」

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cmoスクリーンショット

値動きの勢いと反転の兆候をまとめて分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「cmo」は、Tushar Chandeが考案したシャンデモメンタムオシレーターをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 値動きの勢いを分析したい方

  2. 値動きが反転する兆候を分析したい方

この記事では、「cmo」について詳しく解説します。

  1. cmoの概要
  2. cmoを表示する方法
  3. cmoのパラメーター解説
  4. まとめ

cmoの概要

「cmo」を起動するとサブウィンドウ上に、オシレーターが表示されます。

通常のシャンデモメンタムオシレーターでは、買いの値幅と売りの値幅の差を、総値幅で乗算して算出します。

一方、「cmo」では移動平均の値幅をもとに値を算出。

また、通常のシャンデモメンタムオシレーターでは、オシレーターの値と移動平均の2本のラインが表示されますが、「cmo」では移動平均が表示されません。

「cmo」の振り幅が大きいほど、値動きに勢いがあることを示しています。

また、50を超えている場合は買われ過ぎ、-50を下回っている場合は売られ過ぎの状態です。

cmoを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

cmoのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

cmo

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

cmoのパラメーター解説

cmoパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

Period

算出期間

初期値:14

移動平均の算出期間を設定します。

Smoothing method

移動平均の算出方法

初期値:MODE_SMA

インジケーターの算出に用いる移動平均の種類を設定します。

Applied price

適用価格

初期値:PRICE_CLOSE

インジケーターの算出に用いる価格の種類を設定します。

Horizontal shift in bars

水平方向のシフト

初期値:0

インジケーターの水平方向の表示位置を設定します。

「Period」は、移動平均の算出期間を設定するための項目です。

設定した値に応じて、インジケーターに反映されるトレンドの期間が変化します。

「Smoothing method」は、移動平均の算出方法を設定するための項目です。

デフォルトの状態では単純移動平均に設定されていますが、指数平滑移動平均や加重移動平均に変更することもできます。

「Applied price」は、インジケーターの算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。

終値や高値、始値、加重終値などを選択できます。

「Horizontal shift in bars」は、インジケーターの水平方向のオフセットを設定するための項目です。

設定した値に応じてインジケーターの表示位置が左右に移動します。

まとめ

「cmo」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. シャンデモメンタムオシレーターをベースにしている

  2. 値動きの勢いを表示する

  3. インジケーターの値が50を超えている場合は買われ過ぎの状態

  4. インジケーターの値が-50を下回っている場合は売られ過ぎの状態

「cmo」は、値動きの勢いと反転の兆候を分析したい方に向いているインジケーターです。

買われ過ぎ・売られ過ぎの水準にインジケーターが到達したからといって、すぐに値動きが反転するわけではないので注意しましょう。