値動きが転換する兆候をヒストグラムで表示するMT5インジケーター「j_tpo」
更新日時:2022年10月25日 06:11値動きが転換する兆候を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「j_tpo」はRSIのようなオシレーターで、次のような方に向いています。
値動きが反転する兆候を分析したい方
RSIを使用したことがある方
以上のような方のためにこの記事では、「j_tpo」について解説します。
j_tpoの概要
「j_tpo」を起動すると、サブウィンドウ上にヒストグラムが表示されます。
「j_tpo」は0を基準とするオシレーターで、最大値は1、最小値は-1です。
インジケーターの値が0.5を超えた場合は、値動きが下に転換する可能性があります。
-0.5を下回った場合は、値動きが上に転換する可能性を示唆するシグナルです。
0より高い水準でヒストグラムの値が増加している場合は黄緑色、減少している場合は緑色で表示されます。
0より低い水準でヒストグラムの値が減少している場合は赤色、増加している場合は茶色で表示されます。
インジケーターの変化を視覚的に確認しやすくなっている点も「j_tpo」の特徴です。
j_tpoを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
j_tpoのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
j_tpoのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Smoothing period |
算出期間 初期値:14 移動平均の算出期間を設定します。 |
Price constant |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE_ インジケーターの算出に用いる価格を選択します。 |
「Smoothing period」は、インジケーターの算出期間を設定するための項目です。
算出期間を長く設定すると長期的なトレンドが反映されるため、インジケーターの反応が緩やかになります。
反対に算出期間を短く設定した場合は短期的なトレンドが反映されるため、インジケーターの反応が俊敏になります。
「Price constant」は、インジケーターの算出に用いる価格を設定するための項目です。
終値や高値など、11種類の価格の中から選択します。
まとめ
「j_tpo」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
値動きが反転する兆候を分析できる
ヒストグラムの値が0.5を超えた場合、値動きが下に転換する可能性がある
ヒストグラムの値が-0.5を下回った場合、値動きが上に転換する可能性がある
インジケーターの値が0より上で増加している場合は黄緑色、減少している場合は緑色のヒストグラムを表示する
インジケーターの値が0より下で減少している場合は赤色、増加している場合は茶色のヒストグラムを表示する
「j_tpo」は値動きの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。
ほかのオシレーター系のインジケーターと同様に、トレンドが発生すると頻繁にトレンドとは逆方向のシグナルが出るので、使用する際は注意しましょう。