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値動きのフラクタル解析にもとづいてトレンドを表示するMT5インジケータ-「FGDI」

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FGDIスクリーンショット

現在の相場にトレンドが存在するかどうかを、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「FGDI」は、トレンドの強さを分析するためのインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. トレンドの有無を分析したい方

  2. トレンドの強さを分析したい方

以上のような方のためにこの記事では、「FGDI」について解説します。

  1. FGDIの概要
  2. FGDIを表示する方法
  3. FGDIのパラメーター解説
  4. まとめ

FGDIの概要

ADXは上方への動きの大きさと下方への値動きの大きさから、相場にトレンドが存在するかどうかを分析するためのインジケーターで、テクニカル分析において広く使用されています。

「FGDI(Fractal Graph Dimension Indicator)」もトレンドの有無を分析するためのインジケーターですが、ADXとは異なり相場の値動きはフラクタル構造であるという考え方をもとづいています。

「FGDI」は、Radha Paniniによって2007年に紹介された波形のフラクタル次元を推定するための手順にもとづいて開発されたものです。

閾値を超える値は青いラインで表示され、動意が薄い状態・トレンドが存在していないということを示しています。

一方、閾値を下回る値は赤色のラインで表示され、現在の相場にトレンドが存在している可能性を示唆していますが、ADX同様にトレンドの強さを示しているだけで「FGDI」単体ではトレンドの方向を知ることはできません。

FGDIを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

FGDIのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

FGDI

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

FGDIのパラメーター解説

FGDIパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「FGDI」のパラメーターは、インジケーターの算出期間を設定する項目と適用価格を設定する項目、閾値を設定する項目で構成されています。

入力項目 入力内容

Period

算出期間

初期値:30

トレンドを分析する期間を設定します。

Applied price

適用価格

初期値:Close price

インジケーターの算出に用いる価格を設定します。

Threshold

閾値

初期値:1.5

トレンドの有無を判断する閾値を設定します。

「Period」は、インジケーターの算出期間を設定するための項目です。

短期的なトレンドを分析したい場合は小さな値に設定し、長期的なトレンドを分析したい場合は大きな値を設定します。

「Applied price」はインジケーターの算出に用いる価格を設定するための項目で、7種類の価格から選択できます。

まとめ

「FGDI」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. トレンドの強さを表示する。

  2. FGDI単体でトレンドの方向を分析することはできない。

  3. インジケーターが赤色で表示されている場合はトレンドが存在している状態。

「FGDI」は、トレンドの強さを分析したい方に向いているインジケーターです。

ADXと比較するとメジャーなインジケーターではないため、実際の相場でどの程度機能するのか十分にテストを行った上で使用した方が良いかもしれません。